キーボードは6列のアイソレーションタイプを採用し、キーピッチは19×19ミリとフルサイズを確保している。PrintScreenキーが最下段にあるほか、カーソルキーの脇にPgUp、PgDnキーにあるなど、少しクセのある配置だ。
ThinkPadの伝統といえる快適なタイピングのフィーリングは本製品でも再現されている。キートップは指の形に合わせてくぼみがつけられており指を置きやすい。キーストロークは約2ミリと深めに確保されており、スイッチはしっかりとしたクリック感がありながら反発は抑えられており、絶妙な調整によるものか疲れにくい印象だ。キーボード裏の剛性も十分で、強めにタイプしても沈むようなことはなく、しっかりとキーボードユニットを支えている。
ポインティングデバイスには、ThinkPadシリーズではおなじみのTrackPointとタッチパッドを備える。TrackPointには物理ボタンが用意され、タッチパッドはパッドの下部の左右の端がクリックボタンを兼ねるクリックパッドタイプだ。オリジナルのユーティリティにより、Trackポイントとタッチパッドは両方を使うことも片方だけ使うことも可能で、さらにTrackPointとタッチパッドのジェスチャー機能だけ使うといったこともできる。
ThinkPadシリーズが伝統的に採用しているTrackPointは、指先でスティックに軽く力をかけるだけでカーソルを動かすことができるスティック型のポインティングデバイスだ。スティックにかける指の圧力でカーソルの速度を調整できることから、慣れるとキーボードのホームポジションから手を動かすことなく自在に操作できるようになる。本製品も従来の製品と変わらず、快適な操作感を再現している。タッチパッド部分にはシナプティクスのドライバが導入されており、2本指でのズームや回転などのジェスチャー機能も利用できる。
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