液晶ディスプレイは17.3型の大画面で、解像度は1920×1080ピクセル。4Kを高望みせずフルHDにしたことで、価格的にも抑えられることに加え、最新3Dゲームタイトルを高画質で楽しむという点にフォーカスすれば、確かに1920×1080ピクセルあたりが妥当といえる。いくらデスクトップ向けのGeForce GTX 980を搭載するといっても、4Kの3840×2160ピクセルで負荷の高いタイトルをプレイするには画質を落とさざるを得ず、ちょうどよいスペックだ。パネル駆動方式はIPSを採用しており、視野角および発色の点で不満はない。表面加工はノングレアで、室内照明の映り込みが気にならないのもうれしい。
ディスプレイの上部ベゼルにはWebカメラと2つのデジタルマイクが搭載されている。Webカメラは一般的な200万画素のもの。一方、デジタルマイクはノイズキャンセル機能を備え、クリアな音声通話が楽しめる。
キーボードはG-Tuneノートで採用例が多いLEDバックライト付きのもので、発色をカスタマイズできるタイプだ。17.3型サイズだけあって、10キーも備えており、配列にも不自然なところ、窮屈過ぎるところはない。W/A/S/Dキーは枠付きで目立つデザイン。ほか、キーボード手前のタッチパッドは、クリック音を抑えた設計となっている。
本体天面は、NEXTGEAR-NOTE i71101のようなLEDによるギミックは採用していないが、黒マットカラーの中にもエッジが効いたデザインだ。本体底面の吸気口部にもデザイン性を持たせているのはNEXTGEAR-NOTE i71101と同様。カバーは2ピース構造で、1つはストレージなどにアクセスでき、もう1つはメモリスロットおよびCPU/GPUクーラーなど基板全体にアクセスできる。
各種インタフェースは、左右側面と背面の3面に配置されている。背面にはACアダプタ用のジャックと2基のDisplayPort、HDMIという3系統のディスプレイ出力端子を搭載。HDMI端子はHDMI 2.0に対応しており、4K出力が可能だ。DisplayPortと合わせて3つの4K出力と、本体側の液晶ディスプレイ(1920×1080ピクセル)をあわせて、4面マルチディスプレイ構成が可能となっている。
左側面のインタフェースは、ギガビット対応の有線LAN、USB 3.0×2、Thunderbolt 3対応のUSB 3.1 Type-C×1、メモリカードリーダー、USB 3.0/eSATA兼用ポート。右側面には、USB 3.0×1、ヘッドフォン/マイク/ライン入力/光デジタル音声出力(S/PDIF)の4系統のオーディオ入出力端子を備えている。
上位モデルのNEXTGEAR-NOTE i71101のようにデュアル有線LAN構成ではないが、一般的な用途では十分だろう。そしてThunderbolt 3対応のUSB 3.1 Type-Cコネクタは、今後の対応機器待ちではあるが、高速なSSDや各種デバイスを接続できる点で将来性がある。
USB 3.0 Type-A端子も4ポートあるので、一般的な用途であればハブを使わずとも十分な数といえる。さらに、ノートPCとしては十分なオーディオ入出力端子を備えているので、本体のオーディオ機能だけでもいろいろと楽しむことができる。
なお、オーディオ機能に関しては、Sound Blaster X-Fi MB5のソフトウェアDSPを採用しており、大型のステレオスピーカーと底面ウーファの搭載によって、ノートPCながらひとつ上のオーディオを楽しむことができる。
→【PR】PC USER特設ページ「mouse station」
超コンパクトなスティック型PC「m-Stick MS-NH1」が人気沸騰! 4K対応IGZO液晶+GTX 970Mの快速ゲーミングノートも!!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.