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» 2016年05月09日 17時53分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:Windows 10への無償アップグレード終了がアキバに与える影響は? (1/4)

Windows 7/8.1から10への無償アップグレード期間が7月29日までと迫り、日本マイクロソフトもキャンペーンをかけている。この動きはアキバ自作街のトレンドにどんな影響を与えるのか。各ショップに聞いた。

[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「7をXPの二の舞にしたくなかったんでしょうね」

 米Microsoftが現地時間5月5日に発表したリリースによると、Windows 7/8.1から10への無償アップグレードは当初の予定通り発売1年後の2016年7月29日で終了する。以降のアップグレードは10 Homeが119ドル(約1万3000円)。10 Proはまだ不明だ。

 無償アップグレード終了の影響は自作パーツ市場にどのような影響をもたらすのだろうか。アキバのPCパーツショップに聞いて回った。

 これに対して、大多数の回答は「影響なし」。BUY MORE秋葉原本店は「1年前みたいに8.1の安売りをやっていたなら別ですが、旧OSも特段安いわけではないので、無償のうちにアップグレードするお得感はないですから。無償アップグレード狙いで旧OSを買う人自体、あまりいない気がします」と語る。

パソコンハウス東映のOS価格表。同店でシェアの少なかった8.1の取り扱いはすでに取りやめている

TSUKUMO eX.のOS価格表。7はProfessionalのみストックしている

 そもそもPCパーツショップ店頭でのOS売り上げ比率は急速にWindows 10のシェアが伸びており、旧世代のニーズは落ち込んでいる。「旧OSで人気の7は、Skylakeだとインストールしにくいというデメリットがあります。新規にOSを求める方は特に理由がなければ10を選ぶというのが普通になっていますね」(TSUKUMO eX.)。

 実際、OSの売り上げ比率でWindows 10が7〜9割を占めるというショップは複数あり、いまだ7が単独トップという回答は一件もなかった。パソコンSHOPアークは「マイクロソフト的にも7を(店頭でサポート終了ぎりぎりまで存在感を放っていた)XPの二の舞にしたくなかったんでしょうね。いまのところ意図する流れになっているんだと思います」と話す。

 とはいえ、それは店頭での話。既報の通り、無償アップグレード期間を意識せずに7/8.1マシンを使っている潜在ユーザーに向けて、日本マイクロソフトは4月末から積極的なキャンペーンを打っている。

 あるショップからは「無償のうちにアップグレードして色々不具合が出たりスペックが物足りなくなったりして、新しいパーツを買いに来るという人は出てきそうですね。微々たるものかもしれませんが」といった声も聞かれた。そうしたトレンドも念頭に置いて今後の動向をチェックしていきたい。

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