もしも漫画家がNASを使ったら――在宅アシスタントさんと効率的にデータをやりとりしたい!(後編)ASUSTOR NASで解決! 第2回(2/2 ページ)

» 2016年05月11日 10時00分 公開
[瓜生聖ITmedia]
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新しいアシスタントさん用のユーザーを追加する

 めでたくアシスタントさんが入ってきたら、同じくアクセスコントロールの「ローカルユーザー」からユーザーを追加します。

ベテランアシスタントを追加

ユーザーの権限を制限するため、「このユーザーの役割と権限の定義を希望します」にチェックを入れて「次へ」

アシスタントさんグループ「assistants」に所属

原稿用共有フォルダ「manuscript」だけ、読み取り専用でアクセス権を設定する

必要に応じてクオータを設定する。クオータはユーザーのディスク使用容量に制限をかける

App Centralからアプリをインストールしていた場合、このユーザーはどのアプリを利用できるかを設定する。何もアプリをインストールしていない場合は何も表示されないのでそのまま「次へ」

内容を確認して「終了」をクリック

 外部から利用するときは「クラウド接続」に表示されているURLにアクセスします。HTTPS接続なので「https://[表示されているホスト名]:8001/」となることに注意してください。ホスト名の前にある共有アイコンをクリックするとURLがクリップボードにコピーされるので、それを利用する方が確実です。

設定>簡単アクセスの「クラウド接続」タブにあるホスト名の前にあるアイコンをクリックすればURLがコピーできる

 実際にアシスタントさんのアカウントでログインしてみると、ADMのデスクトップにはオンラインヘルプとファイルエクスプローラだけが表示されています。ファイルエクスプローラを起動するとHomeとmanuscriptの二つの共有フォルダが見えていることがわかります。

 執筆にあたっては原稿をmanuscript、もしくはアシスタントさん用フォルダに置き、作業指示を出します。仕上がった原稿はアシスタントさん用フォルダにアップロードしてもらいます。なお、自分自身の作業時にはWindows/Macのファイル共有を使うことで高速なファイルアクセスが可能です。

アシスタントさん用アカウントでログインしたところ。管理者用デスクトップと異なり、利用可能な機能はしぼられている

ファイルエクスプローラを開いたところ。自分用のフォルダとmanuscriptフォルダのみが見える

作業場のWindows/Macからはファイルサーバとして高速アクセスが可能

 また、Android/iOS用アプリ「AiData」を使えば、スマートフォンやタブレットからもASUSTOR NASにアクセスすることができます。出先で撮影した資料を保存したり、保存済みの完成原稿などを見たりすることも場所を選ばずに可能になります。

AiDataを起動したところ。まずは右上の「+」アイコンからASUSTOR NASを追加する

「クラウドID経由で接続する」を選択

クラウドID、アカウント、パスワードを入力。HTTPS接続のみを許可する設定にしているのでHTTPSを有効にする

サインインするとローカル同様、フォルダが見えるようになる

 作業場での高速アクセスと、どこからでもアクセスできる利便性を両立するASUSTOR NAS。是非活用してみてください。

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