街中ロストガジェット:大阪の銭湯にある「人間乾燥室」を知っていますか(2/3 ページ)

» 2016年05月16日 06時00分 公開
[赤祖父ITmedia]

銭湯はロストガジェットの宝庫

 ニューナショナル温泉の脱衣所。浴室の右側にあるのが人間乾燥室だ。ちなみに湯船は普通のお湯、電気風呂に薬湯、サウナに水風呂とあって一通りの入り方が楽しめる。

 脱衣所の様子もご紹介したい。大きな鏡の協賛店の宣伝や、ステンドグラス調の照明などが渋い。

 洗面台の鏡も雰囲気を演出する。このように鏡に広告を付ける発想は電車の中吊りと同じで銭湯もまた公共の場としての役割が大きいからなのだろう。

 こちらの広告を兼ねた注意書きも素晴らしい。

 銭湯はロストガジェットの宝庫だ。ドライヤーも場所によっては無料になっているなどして、コイン式は少なくなりつつある。20円とはいえ男性ほどの長さの髪ならば一度で十分乾かせるほど使える。

 こちらのシンプルなマッサージチェアも一回20円だ。やたら多機能な割に自分の身体を正しく認識しているのか疑問になる昨今の高級マッサージチェアよりも、シンプルに揉みや叩きを2本の揉み玉から繰り出すこのようなマッサージチェアのほうが結果的に満足度が高いかもしれない。

 そしていよいよ本題の人間乾燥室だ。ドライヤーやマッサージチェアと違い、こちらは無料で使える。外観は意外にも圧迫感はなく、脱衣所全体に自然に溶け込んでいる。木目調なので知らなければサウナ室と勘違いしてしまうかもしれない。

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