Synology NASのセットアップが完了すると、アカウントごとにホームフォルダが用意される。
例えば「user1」というアカウントを作成すると、「homes」フォルダの中に「user1」というフォルダが作られる。これがホームフォルダで、アカウントを増やすごとにその名前のホームフォルダは増えていく。アカウントuser2が作られるとフォルダuser2が、アカウントuser3が作られるとフォルダuser3が、といった具合だ。
つまり、家族とNASを共用する場合、その家族のアカウントを登録した時点で、その家族専用のホームフォルダが作られるので、個人のファイルはここに保存していけば、ファイルの保管場所で混乱することもない。後述するバックアップの設定で、家族ごとにクラウドにバックアップするのも簡単だ。
ちなみにこのホームフォルダは、ユーザーを作成する際に「ユーザホームサービスを有効にする」にチェックが入っていると作成される(デフォルトはオン)。家族と共有せずに自分だけがNASを使う場合など、とくにホームフォルダは不要ということであれば、ユーザーを作成する際にチェックを外しておけば、無駄にフォルダが作られずに済む。
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