もしも東大研究室が「エコタンク」搭載モデルを使ったら――大量印刷の手間を解消「エコタンク」搭載モデル活用事例(2)(2/2 ページ)

» 2016年06月08日 10時00分 公開
[ITmedia]
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印刷品質にも不満なし リモート印刷で時間の短縮も

吉川氏 何しろ、先に購入していたEW-M660FTでもまだタンク内にインクが大量に残っているので、ランニングコストについて明確な数字は出せませんが、かなり安く抑えられると思います。従来の環境でも、大学全体で複写機リースの入札を行っているため、わりとコストは抑えられるのですが、それでもEW-M660FTのほうが安く上がりますね。

吉川氏 あくまでも私どもの試算ですが、1年くらいで元は取れてしまうと思います。というのは、モノクロはそれほど大きな差はつきませんが、カラーのコストはかなり開きがあるんですね。その点がとてもいいです。

カラー印刷のコストが低いことに驚かされたと吉川教授

 論文と聞いていたのでモノクロ主体かと思いきや、意外にカラープリントを印刷する機会が多いようだ。実際に資料や総論を拝見したところ、クラミドモナスやゼブラフィッシュなどモデル生物の細胞を電子顕微鏡で撮影した写真や、モーターの部位を拡大したイラストなどが豊富に使われている。

吉川氏 そうですね。電子化の影響もあるのでしょうが、今は論文もカラーが使われるのが一般的になってきました。それだけにカラープリントのコストはランニングコストに重くのしかかかってきます。そうした部分を改善できるのがエコタンクを搭載したプリンタを導入した動機の1つです。

吉川氏 印刷品質についても不満はありません。ドキュメントプリントが主用途なので、写真の高画質はそれほど求めていませんでしたから。ドキュメント内で写真データを用いることはありますが、普通紙への印刷でも特ににじむことなく、しっかりと描けています。

「論文で使用する写真資料であれば品質的にもまったく不満はないですね」(吉川教授)

吉川氏 それと、これはインクとは関係のないことなのですが、リモートプリントドライバが用意されているのが便利でした。自宅から翌日の講義で使用するプリントのジョブを送っておけば、次の日に研究室に来た時には、配布用の資料が出来上がってるので時間が節約できます。欲をいうならば、給紙容量がもっとあればより便利に使えると思います。

吉川氏 カラーの文書のランニングコストとモノクロの文書のランニングコストはさほど変わりませんから、大量にカラープリントをする環境ほどエコタンクを搭載したプリンタの存在は光るでしょう。先ほどもお話ししましたが、当研究室ですと1年ほどで導入コストの元が取れて、以後は低ランニングコストで運用できます。エコタンクを搭載したプリンタは非常に助かります。

 ITmediaのモニター企画に応募してみたものの、抽選を待つ間に購入を決め、すでに研究室へ導入してしまっていた吉川氏。エプソンが海外で先行展開していた「エコタンク」搭載モデルの取り組みについても予め知っていたとあって、EW-M660FTはまさに待ち望んでいた1台だったのだろう。

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提供:エプソン販売株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2016年6月21日