使い慣れたソフトと描きやすいペンで直接画面にお絵かきできる楽しみを味わった翌日、編集Yさんからもう一つ荷物が届きました。開けてみると真四角の箱。
「ってか、コレどうやって使えばいいんですの???」
なんでも、WiGig(ワイギグ)という高速の無線方式を使っていろいろなUSB機器とワイヤレスでつながる「HP アドバンスド無線ドッキングステーション」という製品らしいのです。編集Yさんいわく「いろいろつなげて楽しんでみてください」とのこと。確かにHP Elite x2 1012 G1に搭載されているUSBポートは1つだけなので、例えばUSBメモリを差したら他は何もつなげられません。無線ドッキングステーションの背面にはDisplay Portが2つ、USB 3.0ポートが4つ、VGAやヘッドフォン出力やイヤフォン端子までありますの。
「早速何かつなげてみるですわ♪」ということで、まずはモニターを。おおお! 手元で描いた絵が大きく写るっ! しかもペンで描いているときにディスプレイに映る線がワンテンポ遅れるようなことはありませんの。
そしてお次はキーボード。これで例の左手のもどかしさともおさらばですわ。こちらもキーボードのキー入力に遅延は一切感じられず、有線でつないだ時と感覚は全く同じ。お次はDVDドライブ、それから外付けのHDDも――といろいろつなげていくうちに私、気付きましたの。このドッキングステーションがあればHP Elite x2 1012 G1をデスクトップPCのように使える……これ一台で済ませたい人(がどれだけいるかは置いといて)のための“究極の箱”なんですのね。これは面白いですわ〜!
私の場合、今使っているデスクトップPCのイラスト制作環境からHP Elite x2 1012 G1にガラリと100%変えるのはまだ不可能ですが、これがあったら出先でイラストの修正依頼が入った時に、「帰ったらやります」だったのが「今、直して送りました!」に変わるだろうなというのは感じました。
いつも使っているクリスタが使えることはもちろん、もともとPCもWindowsなのでHP Elite x2 1012 G1は違和感なく使えることも私には重要な選択肢の一つ。漫画家さんやイラストレーターさんが気分転換に、いつもと違った環境でマンガのネームやラフを描いたりするにはぴったりのツールなのではないでしょうか。あ、後はお絵かき好きのお子様はすごく喜ぶと思いますわよ。パパさんぜひ使わせてあげてくださいませね♪
それからアドバンスド無線ドッキングステーションは超便利! お出かけする時に煩わしいケーブル類を抜く作業も無く、そのままタブレットだけバッグに入れればOKというスマートな使い方をしている自分を想像したら、なんだかいつものポンチ絵が上達しそうな予感さえしちゃったのでした。
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