デジタルサイネージ、フロントデスク――エプソンの省スペースデスクトップPCが業務の“即戦力”になる理由とは?よりパワフルになり業務を強力にサポートする「Endeavor ST180E」(1/3 ページ)

商業施設の案内情報や広告をディスプレイに表示するデジタルサイネージや、オフィスの管理端末など、さまざまな環境で利用されるシステムで大事なものとは? エプソンダイレクトの考える省スペースデスクトップPCについて解説しよう。

» 2016年06月09日 10時00分 公開
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パワフル&省電力なウルトラコンパクトPC「Endeavor ST180E」が登場

 直販PCメーカーの老舗として知られるエプソンダイレクトが、ウルトラコンパクトPCの最新モデル「Endeavor ST180E」をリリースした。ブックタイプのコンパクトボディーにデスクトップ用の省電力版第6世代Coreプロセッサを搭載し、省スペース性と省電力、パワフルなパフォーマンスを兼ね備えている。

 同社は、用途や予算に合わせて仕様を柔軟にカスタマイズできるBTO(Build To Order:受注生産)を業界でいち早く導入したことで有名だが、本製品もBTOで柔軟な構成が可能だ。オフィス向けのクライアント用途に加えて、デジタルサイネージ、POS、組み込み端末などの用途を強く意識したBTOオプションが用意されている点が特徴だ。

エプソンダイレクトから登場した最新のウルトラコンパクトPC「Endeavor ST180E」。スリムなボディーの省スペース性、省電力性とパワフルなパフォーマンスを兼ね備えている

現場の声や実績を背景に新展開を開始

 エプソンダイレクトが提示する用途とは、商業施設の案内情報や広告などを表示するデジタルサイネージ、あるいは病院や薬局で利用される医療端末、工場生産ラインの管理端末、量販店や飲食店のPOSレジといったシステムなどが挙げられる。

 こうした業務の用途における主役は表示される情報や広告である。PCはできるだけ存在を感じさせないほうが望ましいため、省スペース性や静音性、そして確実に動作する信頼性といった部分が優先されるほか、それぞれの業務に固有する特殊事情が存在する。つまり、必ずしも最新のハイスペックPCであれば良いというわけではないところがポイントであり、一般的なオフィス向けPCと区別している理由でもある。

 これらの用途に適したPCとして、エプソンダイレクトは2013年12月に「Endeavor ST170E」を発表し、2016年2月には15.6型タッチパネルPC「Endeavor TD160E」で対応できる領域を拡大、業務向けに注力しながら製品展開を行ってきた。今回のEndeavor ST180Eは、これまでの製品で顧客からのフィードバックや、蓄積したノウハウを惜しげもなく投入した製品というわけである。

 早速、最新のEndeavor ST180Eを詳しく見ていくとともに、具体的にどういうシーンに向く製品なのかを紹介していこう。なお、Endeavor ST180Eには光学ドライブの有無でボディーの厚みが異なる2種類のラインアップが存在する。ここでは光学ドライブのない「45mmスリムモデル」を中心に取り上げる。

エプソンダイレクトでは、Endeavor ST180Eの利用シーンとして広告や案内情報などを表示するデジタルサイネージ、店舗で使うPOS端末、病院や薬局で利用する医療端末などを挙げている

幅45ミリのスリムな省スペースボディー

 Endeavor ST180Eの仕様を一通り見ていこう。まず目を引くのは、先代のEndeavor ST170Eから継承するコンパクトなボディーだ。ブックタイプのスリムなスタイルで自己主張の強すぎないシンプルなデザインのため、周囲の景観に違和感なくなじむ。カラーリングはきれいなホワイトで統一しているため、オフィスの受付や図書館や店舗のレジ前など、人目に触れる場所に設置されていても違和感がない。

 具体的なサイズは、45(幅)×185(高さ)×195(奥行き)ミリ、重量は約1.4キロ(スタンド装着時は約1.5キロ)だ。容積では1.6リットルほどで、サイズ感としてはハードカバーの書籍、あるいは5枚組前後のBlu-ray Discボックスセットといったところだろうか。

 前面には、ヘッドフォン、マイク、USB3.0が1基、USB2.0が2基という端子が並ぶ。それぞれ間隔を十分とって縦に配置されており、大きめのUSBメモリなどを使う際にも干渉の心配が少なく使いやすい。

 背面端子が充実している点も特徴で、2基のUSB3.0と3基のUSB2.0、有線LAN、PS/2を標準装備する。ディスプレイ出力はアナログRGB出力(D-Sub15ピン)、ミニHDMI、DVI-Dと3系統を備え、最大2台までの同時出力に対応している。さらに、BTOでは2基目の有線LAN、シリアルポート(D-Sub9ピン)、外付け電源スイッチ用コネクタ(詳細は後述)などのオプションを追加することが可能だ。また、ケーブル抜けを防止するケーブルクランプや、盗難防止用ワイヤを接続するためのセキュリティロックポートも標準で備えている。

スリムでコンパクトなボディーは先代のEndeavor ST170Eから引き継いでいる
前面/背面端子とも内容は充実しており、合計8基のUSBポート(USB 3.0は3基)、有線LAN、アナログRGB、DVI-D、Mini HDMIなど業務シーンに必要なインタフェースをしっかり備えている

ディスプレイ一体型スタイルでの運用も可能

 省スペースなボディーを生かすオプションとして、本体を液晶ディスプレイの背面に取り付けるマウンタ「VESA対応一体型キット」を用意している。これを使えば、液晶ディスプレイの背後に本体を設置することが可能で、狭い設置スペースを有効活用できる。

 さらに、本製品は液晶一体型PCスタイルで利用する際のオプションとして、PC本体の電源スイッチを外付けして手元に置ける「外付け電源スイッチ」を用意するほか、HDMI-CECに準拠するPCディスプレイや液晶テレビならPC本体の電源と連動できる「モニター連動機能」も備えており、使い勝手をさらに進歩させた(ただし、全てのHDMI-CEC対応機器との電源連動を保証するものではない)。

ディスプレイの背面に本体を装着し、ディスプレイ一体型PCのように運用できる「VESA対応一体型キット」も用意する
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2016年6月22日