TOUGHBOOKは、1996年から北米警察のパトカーに車載用端末として採用されている。現在はカメラやレコーダーにもこの技術を融合し、車載の映像記録/証拠映像統合管理システムとして導入されているという。
米国の場合、基本的に警察官は1人でパトロールし、事件に遭遇した場合も初動捜査は単独で行う。この際に、「警察官から暴行を受けた」といった犯人からの悪質な訴えから警官を守る「オフィサーセーフティー」の観点でカメラの導入が進んでいるのだ。
パトカー車内には計5つのカメラとレコーダー、そしてそれらをコントロールするTOUGHBOOKが搭載されている。このシステムの肝は「決定的瞬間を撮り逃さない」ということ。パトカーの速度が80kmを超えた(追尾を開始した)、パトライトを点灯したといったアクションに対して自動で録画が開始されるようになっている。
工場内には歴代モデルの展示も。遠い昔、仕事の相棒だったという読者もいるだろうか。「狙った事業領域で必ずナンバー1を狙う」という同社の意気込みに、そして全世界に日本の技術力を示す立役者として、これからもパナソニックの動向に期待したい。
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