AIO Surfaceについて現状判明しているのは「リビングルーム向けPC」という点のみで、そのスペックや狙いを含めてほとんどが不明だ。ただ、2016年2月にMicrosoftが申請中の新しい特許は、AIO Surfaceのヒントになるかもしれない。
特許の名称は「Modular Computing Device」で、2015年7月に米特許商標局に申請が行われている。
その中身を簡単に説明するなら「スタッカブルPC」だ。ディスプレイを含め本体の機能がそれぞれモジュール化されており、用途に応じて個々のモジュールを「スタック(積み重ねる)」することで、1台のPCとして機能する。ストレージやCPU、GPU、インタフェースなどのモジュールを個別に組み合わせるだけで、欲しいスペックのPCが手に入るというアイデアだろう。
AIOはデスクトップPCながらもスペックや設計で融通が利かない部分があり、主に拡張性が犠牲になることが多い。Modular Computing Deviceはそうした弱点を補完する仕組みとして面白い。もし本当にAIO Surfaceがこうした姿で登場するとしたら、大きな注目を集めそうだ。
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