ネジしめ対決が終わるといよいよ自作に取り組む。今回は工場内での組み立てとなったため、工場スタッフが丁寧にサポートしてくれるだけでなく、作業台の前に設置されたディスプレイでも構成表にあわせたマニュアルが各工程に応じて表示されるため、かなり恵まれたPC自作環境といえる。
楽しそうに相談しながら作業を続ける親子の中には、持ち運べるゲーミングデスクトップPCこと「LITTLEGEAR」を組み立てている人もちらほら。ある親子の構成表を見てみると、CPUにCore i7-6700(3.4GHz/最大4GHz)、16GBメモリ、480GB SSD、そしてグラフィックスにはGeForce GTX 970が選択されている。
これってもしかして……かずのこモデル(2015年に格ゲーの世界大会で優勝したかずのこ選手向けのG-Tune協賛モデル)じゃないですか? という記者の質問に、満面の笑顔で「そうです」と応える父親。実はこのお父さん、普段から家でストリートファイターVをプレイしているという。「3年前にこのイベントを知って、息子が6年生になったので満を持して応募しました。夏休みの観光? いや、和歌山から8時間かけて来て、これが終わったらすぐ帰ります。子どももゲームをしたいと言っていたのでちょうどよかったです」とにっこり。ちなみに子どもが遊びたいのはマインクラフトだそうだ。
いくらなんでもマイクラにかずのこモデルはオーバースペックすぎる。親父は自分が欲しいだけだろいい加減にしろ、などと思いつつ、マイクラならVita買ってもらったほうがいいよね、と子どもに声をかけると、「Mod入れて遊ぶから」と一言(Modは主にユーザーが制作した非公式の追加データのこと。これを導入することでゲーム内のグラフィックなどをカスタマイズできる)。なるほど、この父親にしてこの子か、と妙に納得してしまった。
ほかにも、これ(組み立てたPC)が初めてのマイPCになるの? との問いに「初めてってことならラズパイ(Raspberry Pi)だけど……」と返事をした“英才教育中”の子どもや、PCの用途としてネットゲームを挙げる母娘などもいて、記者にとっては時の流れを感じるイベントだった。それにしても、うらやましい時代になったものである。
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