一息で説明すると作戦はこうだ。ゲーミングPCブランド担当者としての自尊心をくすぐりつつ、煽ってガチ対戦に持ち込み、敗北のペナルティとしてG-Tune製品の値下げを交渉する。常にPC USER読者の利益を追求する編集Gの完璧な作戦である。
そしてその機会はほどなくして訪れた――。
編集G どもどもお久しぶりです。そういえば、ストVまだやったことないんですけど、今度教えてくださいよ。
安田 いや、私もそんなに強くないので……。
編集G またまたー。玄武杯のときあんなに熱く語ってたじゃないですか。プロゲーマーチームに混ざって自作したり、e-Sports大会に協賛したり、(ストVの)推奨モデルも出してるくらいですし、やっぱり担当者としてかなりゲームには詳しいんですよね。
安田 まあ、それなりには。でも本当にストVは弱いですよ?
編集G 謙遜しなくてもいいです。あ、でも解説するのと実際にプレイするのは違うかぁ。よくいますよね、周りがすごいからって勘違いしちゃう人とか。
安田 ハハハ。
編集 あ! 分かった。その、お腹がつっかえてアケコンに手が届かないとか?
安田 ……。
編集G まあ、初見の自分に負けたらG-Tuneブランドに傷ついちゃいますし、やめておきましょうか。お忙しいでしょうし、別に「逃げた」とか思いませんから。
安田 ……いいですよ、やりましょう。
編集G あ、すみません、ほんとに、無理しなくていいです。
安田 いえ、問題ないです。やりましょう。3セットマッチでいいですか?
編集G でもなぁ、もし私が勝っちゃったらって思うと、なんか……
安田 大丈夫です、負けないので。
編集G じゃあ、もし、本当に万が一ですよ、私が勝ったらストリートファイターV推奨PCを読者限定で値下げしましょう。どーんと。まあ、そんなことあり得ないと思いますけど。
安田 いいですよそれで。万が一負けたら社内に掛け合ってみましょう。
編集G え、本当ですか? さすがG-Tune担当ですね。
安田 その代わり私が勝ったら他メーカーの発表会にG-TuneのTシャツ着て出席してください。夏が終わるまででいいです。ま、いやならいいですよ。別に「逃げた」とか思いませんから。
編集G ……分かりました。ではそれで、対戦しましょう。
――こうして負けられない戦いが幕を開けたのである。
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