評価機のスペックは、CPUがCeleron N3160、メモリが8GB(PC3-12800 DDR3L×1)、ストレージが240GB SSD(Serial ATA 6Gbps)、OSが64bit Windows 10 Home構成だ。それではベンチマークテストの結果を見ていこう。
まずCPU性能を測るCINEBENCH R15は、CPUスコアが125cbと、ベースクロックの低さが表れる形となった。なお、バーストクロックの低いCeleron N3150を搭載する前モデルと比べても(ほぼ誤差の範囲ながら)下回る結果となってしまった。
次に実際のアプリケーション操作をシミュレートし、システム全体の性能の指標になるPCMark 8はHomeが1781、Creativeが1888というスコアだ。高い数字ではないものの、Web閲覧やテキスト編集、動画視聴など、一般的な用途で使うモバイルPCとしては問題のない性能を持っていることが分かる。ちなみに前モデル(Celeron N3150)との比較では、Homeのスコアが1685から1781へと6%ほど向上している。
一方、ゲームタイトルのベンチマークとしてFINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマークを試してみたが、ノートPC(標準画質)の1280×720/DirectX 9モードで1414と「設定変更を推奨」の指標になっており、ゲーム用途はかなり厳しいだろう。
なお、システムに負荷をかけると排気口がある左側面を中心に熱を帯びるが、ヒザの上で使えなくなるほど熱くはならない。また、ファンノイズも日中であれば気にならないレベルだった。
CrystalDiskMarkによるSSDの性能は、Serial ATA接続ということもあって、最新SSDに比べると見劣りするものの、実際の動作はきびきびとしており不満はない。ストレージにHDDを搭載する低価格ノートやeMMCのタブレットなどに比べればその差は歴然だ。
以上、ベンチマークテストの結果を見ると、10型タブレットクラスの“それなり”な性能でしかないが、実際に操作して感じたのは「意外と使えるなあ」ということ。SSDのおかげでOSやアプリケーション操作にストレスはなく、しかも240GBと十分なストレージ容量を持っている。
また、しっかりとした打ち心地のキーボードや豊富なインタフェースも、タブレットにはないノートPCならではの部分だ。持ち運べるサイズの、使い勝手を犠牲にしない、しかも価格が安いサブPCを探している人は、LB-C240X2-SSD2を検討してみてはいかがだろうか。オータムセールのキャンペーン期間は10月31日11時までだ。
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