Slow RingにBuild 14931が配信されたタイミングで、同ビルドのISO提供もスタートしている。Windows Insider Programの当該ページへとアクセスすることで、Build 14393ではなくBuild 14931を直接適用できるISOが手に入る。
また10月7日にはFast Ringユーザーに対して「Build 14942」の配信が始まっている。
主にバグの修正とマイナーな機能の変更が中心だった以前までのビルドと比べて、幾つか新機能が増えている。その1つがWindows Insiderから要望の多かったアプリ一覧をスタートメニューに隠すトグルスイッチで、スタートメニューが非常にシンプルになる。
Windows Updateについてはアイコンが新しいものとなり、更新プログラム適用時の自動再起動を行わない「アクティブ時間」の範囲が12時間から18時間に延長された。
このほか、標準の「フォト」アプリではハンバーガーメニューが廃止されて必要なメニュー項目が最初から一覧表示されるようになり、タッチパッドはジェスチャーの改良が施されている。
地味な変更点としては、3.5GB以上のメモリを搭載するPCでは「Service Host」(svchost.exeで実行されるプロセス)の名称で知られていたプロセス群が個々の役割に応じて分割され、別々のプロセスとしてタスクマネージャに表示されるようになった。
これまでひとくくりにされていたService Hostのどの部分で問題が発生しているのかを把握できることで、トラブルシューティングが容易になった。また、Service Hostのあるプロセスのクラッシュが別のプロセスを巻き込むといったトラブルが抑制され、安定性やセキュリティも向上するという。
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