Windows 10 Anniversary Updateの累積的アップデート問題は解消されたのか鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)

» 2016年10月12日 15時00分 公開
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Windows Insider Programでは「Build 14931」のISO提供開始

 Slow RingにBuild 14931が配信されたタイミングで、同ビルドのISO提供もスタートしている。Windows Insider Programの当該ページへとアクセスすることで、Build 14393ではなくBuild 14931を直接適用できるISOが手に入る。

ISO Build 14931のISOが利用可能に

Fast Ringには新機能が追加された「Build 14942」も

 また10月7日にはFast Ringユーザーに対して「Build 14942」の配信が始まっている。

Build 14942 Fast Ringに配信が開始されたBuild 14942。新しいメニュー設定により、スタートメニューをシンプルに変更できる。日本語版だと当該項目が英語表記のままなのはご愛嬌(あいきょう)だ

 主にバグの修正とマイナーな機能の変更が中心だった以前までのビルドと比べて、幾つか新機能が増えている。その1つがWindows Insiderから要望の多かったアプリ一覧をスタートメニューに隠すトグルスイッチで、スタートメニューが非常にシンプルになる。

 Windows Updateについてはアイコンが新しいものとなり、更新プログラム適用時の自動再起動を行わない「アクティブ時間」の範囲が12時間から18時間に延長された。

 このほか、標準の「フォト」アプリではハンバーガーメニューが廃止されて必要なメニュー項目が最初から一覧表示されるようになり、タッチパッドはジェスチャーの改良が施されている。

 地味な変更点としては、3.5GB以上のメモリを搭載するPCでは「Service Host」(svchost.exeで実行されるプロセス)の名称で知られていたプロセス群が個々の役割に応じて分割され、別々のプロセスとしてタスクマネージャに表示されるようになった。

 これまでひとくくりにされていたService Hostのどの部分で問題が発生しているのかを把握できることで、トラブルシューティングが容易になった。また、Service Hostのあるプロセスのクラッシュが別のプロセスを巻き込むといったトラブルが抑制され、安定性やセキュリティも向上するという。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月19日 更新
  1. バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を (2024年04月17日)
  2. ノートPCに外付けキーボードを“載せて”使える「タイプスティックス/打ち箸」に新色 (2024年04月18日)
  3. さらなる高速化を実現! PCI Express 5.0接続SSDの新モデル「Crucial T705」を試して分かったこと (2024年04月18日)
  4. ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した (2024年04月16日)
  5. SwitchBotのミニプラグに不具合 「断続的にオン/オフを繰り返す、異音」などで該当製品の交換を呼びかけ (2024年04月17日)
  6. アイロボットが4万円切りの「水拭き対応ロボット掃除機」を投入 “一家に1台”を目指す (2024年04月17日)
  7. 無線LANルーター「Aterm」シリーズの一部に複数の脆弱性 設定変更や買い替えをアナウンス (2024年04月11日)
  8. 「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す (2024年04月17日)
  9. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  10. NVIDIA、Ampereアーキテクチャを採用したシングルスロット設計のデスクトップ向けGPU「NVIDIA RTX A400/A1000」を発表 (2024年04月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー