それではベンチマークテストで性能をチェックしよう。評価機の構成は、CPUがCore i7-6700K、メモリが32GB(PC4-17000 8GB×4)、グラフィックスカードがNVIDIA TITAN X(12GB)、メインデータストレージが480GB SSD(Serial ATA 6Gb/s)、OSが64bit版Windows 10 Homeという内容だ。すべてのテストは4K解像度(3840×2160ピクセル)の環境で行なっている。
CINEBENCH R15のスコアは、CPUで884、CPU(シングルコア)で181と、Core i7-6700K搭載機として妥当なスコアだ。ストレージの性能は、CrystalDiskMark 5で測定した。Serial ATA 6Gb/s対応SSDとしては標準的な性能だろう。
PCで行なう一般的な作業をシミュレートする内容のPCMark8のスコアも高い。このテストには高解像度環境になるほど不利な内容も含まれているが、そうした不利も感じさせず、オフィス、クリエイティブ含めてどんな用途も快適にこなせることを示している。
3D描画性能は圧巻だ。ハイエンドゲームマシン向けの標準テストである3DMark/FireStrikeでは20000近いスコアをマークしているほか、4K解像度を想定したFireStrike Ultra、DirectX 12対応テストのTimeSpyのスコアも非常に優秀だ。
FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマークでは4K解像度(3840×2160ドットフルスクリーン)の最高品質(DirectX11モード)でも「非常に快適」評価のスコアをマークしている。
Steam VR Performance Testの結果も当然ながら「VRレディ」だ。90fps以下に落ち込むフレームは0と、パーフェクトな結果である。
動作音については、グラフィックスカードのファンはアイドル時でもかなり回転しており、静かとは言えない。高負荷時の上がり方は比較的マイルドだが、特にCPUに高い負荷が集中する場面では明らかに1〜2段階大きくなった。究極レベルの性能があるだけに仕方がないところではあるだろう。机の下など少し離れた位置に置くことを想定すると、ゲームを始めてしまえば気になることもないだろう。
前面正面15cmの距離からの測定(室温23℃、暗騒音32.1dB) | |
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アイドル時: | 42dB |
低負荷時: | 42dB |
高負荷時(3DMark/FireStrike): | 44.1dB |
高負荷時(CINEBENCH): | 48.4dB |
マウスコンピューターのWebサイトでの直販価格は、評価機と同等の標準構成で32万9800円(税別)、税送料込みの総額で35万9424円となっている。
さすがに高価だが、単体で購入すると17万円以上もするグラフィックスカードを搭載しており、それ以外にも第6世代Core最上位のCore i7-6700Kに32GBの大容量メモリ、SSDと大容量HDDのデュアルストレージとハイエンドな構成でまとめている。コストパフォーマンスはむしろ良好といえるだろう。
近い将来のコンテンツや4K解像度でのプレイを視野に入れたゲーム/VR向けの超高性能マシンが欲しいと考えている人は検討してほしい。
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