年初の値上がり、それでも3TB HDDが税込み6980円週末アキバ特価リポート(1/2 ページ)

» 2017年01月14日 10時38分 公開
[古田雄介ITmedia]

「為替はまだしも、NAND不足の影響は先が見えません」――ストレージの値動き

 前回の特価リポートでお伝えした通り、年明けの流通が本格的に動くようになった今週は複数のショップでSSDやメモリ、HDDなどの価格が上昇している。「500GB級のSSDは1000円近く上がりました」「DDR4メモリも新プラットホーム登場で需要が増しているので(仕入れ値の変動を吸収する)バッファが効かない」などのコメントを各所で聞いた。

 TSUKUMO eX.は「HDDはドルベースの価格がほとんど変わっていないので為替の影響のみ。メモリとSSDは為替に加えてNAND不足によるコスト増が長らく影響しています。後者の動きが落ち着く時期は本当に見えないんですよ」と話していた。

 そうした事情からか、今週末の特価をみると大容量HDDに関しては従来の水準をキープしているものがちらほらみられる。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の場合、Western Digitalの3TBモデル「WD30EZRZ」が税込み6980円、Seagateの4TBモデル「ST4000DM000」が同1万450円となかなかの安さだ。同店は「特価ということでがんばっている部分はやっぱりありますよね」と、通常売価とは異なる水面下の要素を示唆する。

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店のHDD特価POP

 そのほか、SSDやDDR4メモリを週末特価で値下げしているショップも多い。別のショップは「少し前の特価に比べるとやっぱり値上がりしているんですけど今後も上がり続けそうですし、未来志向でいえばお買い得ですよね」と前向きにプッシュしていた。

SSDやメモリの特価も多い。SSDも256GB以下のモデルには従来並みに安い製品もみつかる

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