パナソニックは2月15日、同社の神戸工場(神戸市西区)で12型デタッチャブル2in1 PC「Let'snote CF-XZ6」の出荷式を行った。
XZ6は2月17日から販売を開始する。今回の式では、同社のPC事業関係者や同工場の従業員が出席。家電量販店に納入する約1500台のXZ6シリーズの初出荷を祝った。
出荷式に先立って、同社のITプロダクツ事業部の坂元寛明事業部長が「出荷式」の意義を報道関係者に説明した。
坂元氏によると、この出荷式の起源は同社(旧:松下電器産業)の創業者である松下幸之助氏が正月の恒例行事として行っていた「初荷壮行式(初荷)」にあるという。当時の初荷式は毎年恒例の全社行事で、手塩にかけて生産した製品を「娘」に見立てた上で、それをユーザーのもとへ「嫁がせる」ことの意義を従業員とともに再確認する機会であったという。
現在の出荷式は毎年実施ではないものの、パナソニックにとって重要な意味を持つ新製品の初出荷時に行っている。XZ6は、Let'snoteシリーズでは初となるデタッチャブルタイプの2in1 PCだ。新しい形態を持つ「節目」の製品であるため、5年前の「Let'snote SX1」以来となる出荷式を行うことにしたようだ。
出荷式では出荷記念のテープカットのほか、神戸工場勤務者有志による「三三七拍子」が行われた。
三三七拍子の後、勤務者有志が見守る中、約1500台のXZ6を載せたトラック2台は家電量販店の倉庫に向かって旅立った。
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