ST20Eに搭載されているCPUは「Celeron N3160」(1.6GHz)だ。このCPUは「Braswell」という開発コードネームで知られるSoC(System On Chip:CPU、GPU、チップセットといったPCを構成する上で必要な機能をワンチップ化したもの)タイプのもので、前世代(Bay Trail-Mなど)と比べると、主にGPU性能が向上されている。そのため、フルHD動画の再生程度であれば余裕をもってこなせる。
メモリやストレージについては、購入時にカスタマイズ(BTO)ができる。メモリは2GB、4GB、8GBから選択可能だ。ストレージについては選択肢が豊富で、以下のような選択肢が用意されている。
「高速でレスポンス重視」という場合は、予算や用途に合わせて4種類の容量から選べるSSDを選択すれば良いし、POSレジ用途のように「連続するデータの読み書きに耐えうる信頼性」を重視するなら高信頼性タイプのHDDを選択すれば良い。
用途に合わせて柔軟にメモリー容量やストレージを組み合わせられることは、ST20Eの大きな強みといえるだろう。
エプソンダイレクトは、飲食店でのPOSレジやデジタルサイネージ、病院や図書館の受付端末など、通常のPCとは異なる最適化が求められる業務用PCの分野で、早くから実績を積むとともに現場の声に耳を傾けてきた。
ニーズは場所によって異なり、悩みも現場それぞれで違う。寄せられる要望は多岐に渡るが、それらをしっかり受け止め、それに応える形でさまざまなモデル、さまざまなオプションを展開してきた。その積み重ねによって培われたノウハウは同社の大きな財産といえる。
Endeavor ST20Eもまた、そうして培ってきたノウハウと現場の声によって生み出された製品だ。これまで見てきたように、超小型のファンレスボディにビジネスPCのノウハウを継承したソツのない装備を備え、実際の業務における運用時の悩みを解決するオプションも用意されている。これまで以上に幅広い業務で活用できるジャストサイズな1台といえるだろう。
コンパクトなボディでもっと高性能が欲しいという場合には、より高性能な第6世代Coreプロセッサを搭載できる「Endeavor ST180E」がお勧めだ。最高で4コアの「Core i7-6700T」を搭載できて、メモリも最大で16GBまで増やせるので、写真や動画を含む書類の作成まで対応できる。ボディはひと回り大きくなるが、それでも容積換算で約1.6Lと、コンパクトだ。こちらも「一体型キット」を利用することで、液晶ディスプレイ背面に装着して使うことが可能だ。
POSレジやオーダー端末などの店舗設置用途や受付業務用途には、10.1型タブレットの「Endeavor TN21E」にオプションのスタンドを組み合わせた構成もよく使われている。
Endeavor TN21Eは、約640gと軽量なボディーに見やすいIPS液晶にフルサイズのUSB 3.0ポートを装備するなど、ビジネスPCのノウハウを生かした仕様が魅力だ。
さらに、細かい描画が可能なペンや端末全体をソフトに覆い汚れを防止するシリコンケース、コンパクトに設置できるスタンド、柔軟に向きを変えられるタブレットアームなど、さまざまな業務に対応できるオプションが揃っている。
シリコンケースを付けたままスタンドやアームに設置できるため、汚れやすい飲食店のオーダー端末や工場の製造ラインで使う端末などには最適だろう。
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年3月21日