デスクトップ用CPUや外部GPUを搭載するEndeavor NJ6000E。そのパフォーマンスはどれほどのものだろうか。ベンチマークテストで試してみよう。今回は以下のような構成のものでテストを実施した。
CINEBENCH R15のCPUスコアは通常テストで769、シングルコアテストで163となった。同じ4コアCPUでも、ノートPC用を大きく上回るスコアを記録した。PCMark 8のテストでは、Work accelerated 2.0が4917、Creative accelerated 3.0が4804となったいずれも、通常のノートPCよりも良好だ。
CrystalDiskMark 5.2.1で計測したSSDのパフォーマンスも、きわめて優秀だ。32キュー・1スレッド(Q32T1)設定時のシーケンシャル(連続)リードは3099MB/秒、シーケンシャルライトは1772MB/秒と、PCI Express接続のM.2 SSDらしい高速さを発揮した。業界トップクラスといえる性能だ。
これらのスコアを先代モデルに相当する、当時のノートPCとしては最高クラスの性能をもつ「Endeavor NJ5970E」と比較する形で表にまとめた。
全般的にNJ6000Eの方がスコアが向上しているが、特にCINEBENCH R15のCPUスコアでは約26%と大きな向上が見られる。これはまさにデスクトップ向けCPUを採用した恩恵だろう。最大クロックの差はわずか100MHz(0.1GHz)だが、デスクトップ向けCPUはマルチスレッドで高負荷がかかった時にも放熱ができていれば高いクロックで動作する仕様となっている。そのため、クロック差以上の大きな差につながったものと思われる。
このスコアからは、ただデスクトップ向けCPUを搭載するだけでなく、放熱設計が優れていることも同時に示している。デスクトップ向けCPUを搭載しているということで動作音が気になるかもしれないが、試用した限り、普通の大画面ノートPCと特に変わった印象はない。スペック上ではEndeavor NJ5970Eの23dBに対し、Endeavor NJ6000Eでは26dBと少し上昇しているのだが、ボディサイズと重量を変えずにこれだけの性能向上を実現しているのだから、十分許容できる範囲内だろう。
これだけのハイパフォーマンスを、画面、キーボードと一体化したノートPCとして持ち運べるというのがEndeavor NJ6000Eのアドバンテージだ。
クリエイティブソフトやCADソフトを利用する開発や設計、デザイン業務などでは作成途中のグラフィックスデータを見せながら上司へ進捗を報告したり、取引先とのミーティングを進めるといったことがあるが、そういう用途にはまさにうってつけの製品だ。
高性能に加え、メンテナンス性にも拡張性にも優れた剛健なボディを持つワークステーションクオリティのEndeavor Pro5800、高性能をコンパクトなミニタワーで実現したEndeavor MR8000、そして高性能デスクトップPC並みの高性能と大容量ストレージを持ち運べるEndeavor NJ6000E。エプソンダイレクトのラインアップなら、開発、設計やデザイン、ビデオ編集など、業務や用途に合わせたシステムとフォームファクターを選択できる。
国内品質ならではの信頼性や手厚いサポート体制も大きな魅力だ。エプソンダイレクトのPCは長期間安定して使えることを前提に、企画段階から製造にいたるまで厳格な品質基準に基づく製品の作り込みと品質レベルの向上に努めており、安心感は抜群だ。1日修理体制を完備しているほか、訪問修理サービスも用意されており、万一の際にも業務への影響を最小限に抑えられる。
業務用途に用いるハイパフォーマンスのPCは、高負荷で長時間使われることも多いため、品質や信頼性は通常のPC以上に重要だ。品質・信頼性に注力していることもエプソンダイレクトのハイパフォーマンスPCを選ぶ大きな理由になるだろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年3月31日