前年のモデルが正当進化した「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」。カラーは新たに「ローズゴールド」が加わった。基本的なデザインは変わらないが、アルミニウムの強度を増した影響か、サイズと重さがやや増加した。
これまでのナンバリングの流れからは外れて、過去のモデルであるiPhone 5sをブラッシュアップした「iPhone SE」。iPhone 6 PlusやiPhone 6s Plusで大画面化がなされた一方で、片手に収まる小型iPhoneを望む声も大きく、4型ディスプレイに回帰した製品だ。
デザインはベースとなったiPhone 5sとほぼ同じ。カラーはおなじみのスペースグレイ、ゴールド、シルバーにローズゴールドを加えた4色を展開した。純粋なハイエンドモデルではないため、iPhoneの新製品としては比較的安価で、SIMフリーモデルも人気を集めた。
現行での最新モデルとなる「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」は、iPhoneシリーズとして初の耐水性能を備え、イヤフォンマイク端子が廃止されるなど、外観以外での部分の変化が大きなモデルとなった。
カラーは従来通りのローズゴールド、ゴールド、シルバーに、スペースグレイが廃止されてブラックとジェットブラックが加わり、当初は5色展開に。さらに2017年3月21日(現地時間)、「(PRODUCT)RED」が追加され、全6色から選択可能になった。
そして2017年、iPhone 8(仮)に関してもさまざまな情報が流れている。曲面ディスプレイやワイヤレス充電の採用、ホームボタンやLightningコネクターの廃止など、大幅なモデルチェンジが期待されているようだ。もちろん、現段階ではどれも単なるうわさにすぎない。
iPhoneが登場し、進化を続けてきたこの10年は、そのままスマートフォンの進化の歴史とも言える10年だった。これまでのiPhoneの変遷を今あらためて振り返りつつ、10周年を記念する次期モデルの姿を心待ちにしたい。
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