「赤いiPhone登場」の今振り返る “iPhoneの10年間”とデザインの歴史(3/3 ページ)

» 2017年03月23日 06時00分 公開
[杉本吏ITmedia]
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iPhone 6s/6s Plus(2015年)

iPhone 6s

 前年のモデルが正当進化した「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」。カラーは新たに「ローズゴールド」が加わった。基本的なデザインは変わらないが、アルミニウムの強度を増した影響か、サイズと重さがやや増加した。

iPhone SE(2016年)

 これまでのナンバリングの流れからは外れて、過去のモデルであるiPhone 5sをブラッシュアップした「iPhone SE」。iPhone 6 PlusやiPhone 6s Plusで大画面化がなされた一方で、片手に収まる小型iPhoneを望む声も大きく、4型ディスプレイに回帰した製品だ。

 デザインはベースとなったiPhone 5sとほぼ同じ。カラーはおなじみのスペースグレイ、ゴールド、シルバーにローズゴールドを加えた4色を展開した。純粋なハイエンドモデルではないため、iPhoneの新製品としては比較的安価で、SIMフリーモデルも人気を集めた。

iPhone 7/7 Plus(2016年)

 現行での最新モデルとなる「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」は、iPhoneシリーズとして初の耐水性能を備え、イヤフォンマイク端子が廃止されるなど、外観以外での部分の変化が大きなモデルとなった。

 カラーは従来通りのローズゴールド、ゴールド、シルバーに、スペースグレイが廃止されてブラックとジェットブラックが加わり、当初は5色展開に。さらに2017年3月21日(現地時間)、「(PRODUCT)RED」が追加され、全6色から選択可能になった。

まだ見ぬiPhone 8(仮)の姿は?

 そして2017年、iPhone 8(仮)に関してもさまざまな情報が流れている。曲面ディスプレイやワイヤレス充電の採用、ホームボタンやLightningコネクターの廃止など、大幅なモデルチェンジが期待されているようだ。もちろん、現段階ではどれも単なるうわさにすぎない。

 iPhoneが登場し、進化を続けてきたこの10年は、そのままスマートフォンの進化の歴史とも言える10年だった。これまでのiPhoneの変遷を今あらためて振り返りつつ、10周年を記念する次期モデルの姿を心待ちにしたい。

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