ラノベ作家になりたい? よろしいならば一太郎だプロも絶賛(3/6 ページ)

» 2017年03月30日 11時00分 公開
[瓜生聖ITmedia]
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3、有名フォント10書体搭載(プレミアム、スーパープレミアムのみ)

 一太郎2017プレミアム、一太郎2017スーパープレミアムにはフォントワークス書体が10書体搭載されている。中でもマティスと筑紫明朝のバンドルに狂喜した人は多かったようだ。

 マティスはアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のタイトルやテロップに使用され、庵野秀明監督が好んで使うことで有名になったフォント。文字だけでも絵に負けない存在感を持つ、太く力強い明朝体だ。

 一方、筑紫明朝はやや右肩上がりで緊張感を持つ、幅広いシーンで利用できる正統派のフォント、筑紫Aオールド明朝はふところ(線に囲まれた空間)が狭く、ハネ・ハライが伸びやかで豊かな情感を漂わせるフォントと、誰でも目にしたことのあるような良質フォントがそろっている。

 特に筑紫明朝はパッケージでの販売を行っておらず、利用するためには年間2万4000円(3年契約の場合)の利用費が必要なLETSに入会する必要がある。小説の本文や新聞など、比較的かっちりとした長文縦書きに適したフォントは意外に手に入りにくいので、これだけでも元が取れる、という人もいるかもしれない。なお、一太郎に付属するフォントはどれも他のアプリケーションでも利用できる。

FJS-筑紫明朝 Pr6N RとFJS-筑紫Aオールド明朝 Pr6N R。正統派なFJS-筑紫明朝 Pr6N Rに対し、FJS-筑紫Aオールド明朝 Pr6N Rは情感豊か

上がFJS-マティス ProN EB、下は平成明朝体W9。両方とも横幅87%、字間−3%に設定。並べて見るとマティスの力強さがよく分かる

横長の紙に縦書きした場合、縦に並べて表示するとかなり小さくなってしまう

Wordで同様の原稿を横に並べたところ。スクリーンを有効に使えるものの、ページが左から右になってしまう

一太郎では縦書きを横に並べるとページも右から左に進む

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