4Kなら31.5型がジャストサイズ――プロカメラマンに聞く「328P6VJEB/11」の使用感プロの現場で活躍するフィリップスディスプレイ(1/2 ページ)

プロカメラマンが語る31.5型4Kディスプレイ「328P6VJEB/11」の魅力。

» 2017年04月27日 10時00分 公開
[ITmedia]
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 前回のBDM4037UW/11に引き続き、フィリップスディスプレイを活用している制作現場を取材した。今回のディスプレイは31.5型の4K対応モデル「328P6VJEB/11」だ。取材に応じてくださったのは、fortの代表取締役である文田信基さん。

31.5型4Kディスプレイ「328P6VJEB/11」を導入したfortの文田氏に話を聞いた

「まさにジャストサイズの4Kディスプレイ」

―― まずは簡単にfort株式会社を紹介していただけますか?

文田 一言で言えば撮影会社といったところでしょうか。多数のカメラマンが在籍しており、社外のカメラマンのマネージメントなども行っています。私自身がスタイリスト出身ということもあって、簡単なスタイリングなどはしますが、メインの業務は撮影になりますね。主に商業誌やパンフレットの撮影を手掛けています。モデルやミュージシャン、フードやインテリア、ガジェットなど、対象は多岐に渡ります。

―― カメラマンですと、やはりディスプレイは撮影後の作業で用いることになると思いますが。

文田 そうですね、根を詰めてディスプレイと向き合うのは後工程になります。ただ、クライアントと打ち合わせながら撮影を行うケースも増えてきて、その場合にもディスプレイが必要になります。

 例えば、ムービーを撮影する場合だと、撮影者はサブディスプレイで確認しつつ、クライアントには映像を分配したディスプレイで確認していただくようにしているので、撮影時にもディスプレイは欠かせません。なので、ワークフロー全般を通してディスプレイは重要なポジションに位置してます。カメラマンならまずはカメラ、と考えるかもしれませんが、場合によっては撮影機材と同等かそれ以上の存在ですね。

プロカメラマンにとって、「今やディスプレイは制作過程の中心的なデバイス」と語る文田氏

―― なるほど。作業者だけでなくクライアントに確認してもらうとなると、視認性も大事になってきますね。

文田 複数の方が見ることもあるので、見えやすさは必要になりますね。今までは4Kで撮影する機会が少ないので、とある5Kディスプレイ1台で済ませていたのですが、表面処理がグレアのため、光源が色々と切り替わるスタジオ内で使用すると映り込みがすごく邪魔になってしまうんですね。この点、328P6VJEB/11はノングレアなので、あまり光が映り込まずに重宝しています。また、特に気に入ったのはノングレア過ぎないことです。ノングレアにしては発色が良いので、写真の見栄えがしますし、クライアント受けも良いかなと(笑)

コントラストの高い鮮やかな発色が魅力

―― 後工程用のディスプレイとしてはいかがでしょうか?

文田 今までデスクワーク用には24.1型のフルHDディスプレイをメインに使っていました。率直にいって、現状ではこれでも大きいくらいに思っていたんですね。なので、31.5型だと持て余すのではないかとの懸念があったのですが、これが思った以上にはまりましたね。

 私は普段、ペンタブとキーボード(+マウス)を用いて作業をしているのですが、これを無理なく並べられる位置にディスプレイを設置すると、視界がちょうどディスプレイの表示で埋まるんです。本当にあつらえたように納まりが良いので、長時間、作業に没頭できます。これ以上大きな画面サイズだと首を振らなければならないし、これ以下だとディスプレイを近づけねばならず、机上の作業領域が狭くなって作業に何らかの支障が出てしまうでしょう。

作業スペースにぴったりとはまる31.5型サイズと、快適に作業ができる4K解像度

 あとは作業エリアが拡大したことのメリットが大きいです。例えば、サムネイル画像からデータをピックアップする場合など、サムネイルサイズが小さいと選択に必要な情報が確認しづらいですし、サムネイルサイズを大きくすると一度に表示できる点数が少なくなってページ送りの手間が増えてしまいます。見やすいサイズで多くのコマを表示できるのは便利ですね。

 1つのデータを表示する場合でも、全体を確認したい時と細部を確認したい時が出てきますが、拡大・縮小の操作を少なく、あるいはなくすことができます。細かいことですが、何しろ一回の仕事で千点以上のデータを扱う場合もありますので、作業全体を通すとかなりの省力化ができました。

作業領域が拡大したことで、写真を並べて調整する際に拡大/縮小を繰り返す必要がなく、作業効率が劇的に向上したという

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