秋葉原での取材は、金曜日の昼に編集者とカフェで軽く打ち合わせし、2〜3時間かけてPCパーツショップ各店でネタを集め、夕方に再び編集者と落ち合って記事構成を固めるというのがいつもの流れだ。
ノートPCの役目は行きの電車から始まり、昼の打ち合わせが済んだ時点で一旦終了する。電車の中ではネットで情報収集したり、別の媒体の原稿を書いたりしている。行きはオフピークの電車に乗れるため、座席に座って作業するのが当たり前という感覚だ(だから、空いてないときはちょっと心が荒む)。
CF-XZ6は期待通りに電車の座席でも普通のクラムシェルノートとして機能してくれた。タブレット部約550g/キーボード部が約469gというバランスのとれた比重(※試用したLTE非搭載/SSD 128GBモデルの場合)のため、多少揺れているときも掌底でノート全体を押さえなければならないような場面はなく、タイピングに集中できた。ヒンジの効きが強く、画面があまり揺れないもの好印象だ。
普通に座席が空いていたので想定通りの作業ができたが、電車が混んでいて座れなかったとしても、この日はCF-XZ6をタブレットとして使うという手もあっただろう。前述のとおりタブレット部は約550gなので片手で軽く固定できるし、あまり揺れない区間ならアクティブペンを使って入力操作もできる。夏モデルからは標準装備されているので、ぜひ活用したいところだ。
ショップを回る際はパソコンをカバンにしまい、ICレコーダーとデジカメ、紙の手帳を手にするのが普段のスタイルだ。
ただ、メモリやSSDの価格表のメモ撮りだけはパソコンに転送する意図でスマホで撮ることがある。夕方の打ち合わせで編集者に大画面でみせるためだ。デジカメで撮るとSDカードを抜き差ししなければならず、面倒なのでそうしている。今回借りたCF-XZ6は標準構成だが、リアカメラを内蔵するWeb直販モデルなら、このメモ撮り作業も1台でこなせる。
店舗を移動する間は予備調査の時間でもある。ある店舗では新製品として紹介されたパーツが、別のショップ(流通経路)でしばらく前に出回っているということは珍しくない。なので、店舗取材の合間に「あれって本当に新製品だっけ?」とネットで調べたりもする。
普段はスマホでチェックしているが、今回はCF-XZ6のタブレットをテザリングで使ってみた。やはり大画面で見やすい。アクティブペンも胸ポケットに挿しておけばすぐに取り出せるので、ちょっとした調べ物でも対応できる。LTE対応モデルなら単独でより安定した環境が確保できるので、屋外でヘビーにネットを使うスタイルなら検討してみる価値はあるだろう。
と、そうやって裏取り調査をしているときに、キャッチーな見出しが浮かんだり、「コレとコレをまとめてひとネタにしたら楽しいかも!」と思いついたりするのも、よくあること。普段は紙の手帳にメモするが、せっかくなのでデスクトップ上にアクティブペンでメモすることにした。実用性十分。ペンの感度は十分で、2160×1440ピクセルの高解像度環境もあり、手書きと変わらない細かさで筆を走らせることができた。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年7月1日
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