最新デジタルサイネージを支えるエプソンダイレクトのPC(2/2 ページ)

» 2017年06月19日 10時00分 公開
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エプソンダイレクトが医療系サイネージに強い理由

―― こちらに大きなディスプレイとタブレットがありますが、この展示はどのような内容ですか?

手塚氏 この展示は、中規模のクリニックを想定したデモになります。上のプロジェクターで壁にイメージを投影して癒やしの空間を演出しつつ、大きなディスプレイで患者さんのための情報を表示しています。病院の案内、治療の案内、患者さんの呼び出しといった内容ですね。

中規模のクリニックを想定した展示。プロジェクターで壁にイメージを投影して癒やしの空間を演出

平澤氏 このタッチパネルPC(Endeavor TD160E)は病院側が操作する端末です。病院のスタッフが、受付番号と診察室番号を入力すると、こちらの大きなディスプレイに反映されて、患者さんを呼び出せるという仕組みになっています。タッチパネルPCで簡単に操作できるのがポイントです。

病院の受付スタッフが写真右下のタッチパネルPC(Endeavor TD160E)を操作して番号を指定すると、待合室のディスプレイに次の診察番号が表示される仕組み。画面左のコンテンツは遠隔地のサーバから配信されるため、複数のサイネージの内容を簡単に入れ替えることができる

手塚氏 このソリューションはご協力いただいているメディネット様のシステムを使っているのですが、案内や雰囲気作りの部分も含めて、遠隔で制御して内容を入れ替えられるようになっています。病院側が、煩雑なソフトウェアの設定などを行う必要なしに、デザインや案内の内容を適宜替えていけるのです。

―― 医療系に強いイメージがあるのですが、特に力を入れていらっしゃるのでしょうか?

手塚氏 確かに医療系の分野ではよく我々の製品が選ばれていますが、特に医療系を狙っているというわけではなく、結果的に多く選んでいただいている形になっています。話を聞いてみると、我々のPCはホワイトを基調にしているため、清潔感があって病院の雰囲気に合うということが理由としてあるようです。

平澤氏 エプソンでは、ラベルプリンターやメディアのデュプリケーターなど、他の分野で医療系に実績があることもあり、一緒に導入していただけるというお客様もいらっしゃいますね。

インタラクティブなメディアへと広がるデジタルサイネージの可能性

―― 医療系のほかにはどのような導入事例がありますか?

平澤氏 公共系、地域の案内板やシネマコンプレックス(シネコン)にも使っていただいています。シネコン1つで40〜50枚サイネージが必要になりますので、かなりの台数を導入いただきますね。

手塚氏 最近目立つのが飲食店のメニュー表示兼オーダー端末として15.6型タッチパネルPC(Endeavor TD160E)を活用される店舗のお客様ですね。人件費抑制や作業効率化のためにオーダー端末としてタブレットを導入する店舗が増加していますが、ファミリー向けや年配の方が多い店舗ですと普通のタブレットでは小さくて操作できない方がいるそうです。15.6型の大きな画面が、メニューを表示したり、タッチで操作するのにちょうどいいと好評をいただいています。

15.6型と一回り大きなEndeavor TD160Eは、写真でメニューを見せたり、そのままタッチでオーダーできたりと、飲食店での活用が多い。一方、10.1型のタブレット端末(Endeavor TN21E)はPOSレジや工場のラインに設置する端末などにも利用されている

平澤氏 オーダー端末というのは厳密にはサイネージとは少し違うのかもしれませんが、最近デジタルサイネージの定義は広がってきています。公共の情報を提供するサイネージにしても、タッチで触れることができて、触れた部分の内容に応じて、より進んだ情報、より最適な情報を表示できるものが増えています。単なるデジタル看板としてだけでなく、インタラクティブなメディアとしての可能性が注目されており、これからますます活用、導入が広がっていくのではないでしょうか。

最短納期2日、1日修理、PCメーカーならではの生産体制と充実したサポート力も強み

―― お客様、あるいはSIerさんが、こうしたデジタルサイネージのシステムを導入したい、となったときに、御社の強みはどこにあるとお考えですか?

平澤氏 PCの基盤がある国内メーカーであることがまず1つ。国内生産により、最短2日でお届けします、修理は1日でしますといった体制を整えているほか、長期の定額保守サービスやサービスマンが出張訪問して修理を行うオンサイトサービスなども用意しております。

 こうした点は、汎用のビジネスPCでもご好評いただいておりますが、専用機に対しても大きな優位点であると伺っています。PCと専用機では文化が異なるようで、納期1カ月、修理に2週間かかるといったこともあるようです。SIerさんの立場からいえば、在庫を持つ必要がなく迅速かつフレキシブルに対応できるということで、喜んでいただいています。もちろん、専用機には専用機のいいところもあり、お客様のほうでうまく使い分けていただいているようです。

手塚氏 おかげ様で、我々は、デジタルサイネージについて、いろいろとお客様から教えていただきました。PCの基盤、製品力、サポート力がしっかりとあり、それでいてサイネージ分野のノウハウを持っているというところが強みになるかと思います。

―― デジタルサイネージ事業で今後考えている展開、取り組みについて教えてください

平澤氏 引き続きお客様の声を聞きながら、より良いものを企画開発していきます。デジタルサイネージのトレンドは日々変化し、例えば、コンテンツの高解像度化・高画質化が進めば、小型でよりパワーが必要になるということも想定されますが、そうした製品の準備も進めています。これからもお客様の使われる環境に適したもの、お客様に喜ばれる製品を提供してまいります。



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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年6月28日