外に持ち出すPCは紛失や盗難のリスクも考えておかなければならない。ビジネスでの情報流出は企業のコンプライアンスに関わる大きな問題に発展する可能性もあるだけに見逃せないポイントだ。
ビジネスでの導入実績豊富なdynabook R63は、セキュリティ機能も充実している。セキュリティの基本であるパスワードは、BIOS、HDD(SSD)、OSと3段階の設定が可能で、TPMチップによるハードウェアレベルでの強力な暗号化に対応している。
さらに、Windows 10 Pro搭載モデルでは、指紋センサーの搭載が可能。OS標準の生体認証機能「Windows Hello」に対応しており、指紋センサーによるワンタッチログインが可能で、セキュアな環境とスピードを両立できる。もちろん、盗難を物理的に防止するためのワイヤーを取り付けるセキュリティロックスロット(ケンジントンロック)も装備している。
dynabook R63のCPUには、開発コードネーム「Skylake」こと第6世代インテル(R)Core(TM)プロセッサーが使われているが、これには理由がある。
というのも、その後継である第7世代インテル(R)Core(TM)プロセッサー(開発コード名=Kaby Lake)はWindows 10のみのサポートであるため、この第6世代CoreがWindows 7やWindows 8.1でも使うことができる最後の世代のCPUである。
東芝では、Windows 7やWindows 8.1を使い続けたいビジネスユーザーのために、Windows 10 Proのダウングレード権を利用した、Windows 7 Professional(SP1)、およびWindows 8.1 Proプレインストールモデルの販売も行なっており、あえてこの第6世代インテル(R)Core(TM)プロセッサーを採用している。
Windows 10 Proのダウングレード権とは、Windows 10 Proに代わって過去バージョンのWindowsを利用できる権利で、将来的に改めてライセンス料を負担することなくWindows 10 Proへ移行することができる。
特にビジネスではソフトの互換性などに不安があり、当面はWindows 7を使い続けたいというユーザーは多い。Windows 7のサポートは2020年1月で終了するため、それまでにサポート期間がより長いWindows 10へ切り替えることを考えている企業も多いだろう。そういう場合には、このダウングレード権を利用したdynabook R63のWindows 7プレインストールモデルはぴったりだ。Windows 7を使い続けながら、Windows 10の検証を十分に行ってからアップグレードすることができる。
dynabook R63シリーズは、市場投入から約2年が経つ。このことは、移り変わりが激しい業界だけに意外だが、それだけ当初より基本設計の完成度が高い製品であったということの証であるだろう。長く継続している人気機種だけに実勢価格もこなれてきている。
また、法人向けの導入支援サービスが充実している点もうれしい。キッティングサービスは、PC導入時に伴うハードウェア/ソフトウェア、ネットワークなどの設定や作業を代行してくれる。既存PCから新規PCへのデータ移行、暗号化作業、ネットワーク設定、カスタムリカバリーイメージの組みこみ、BIOSロゴカスタマイズなど、内容も多岐に渡る。
さらにリプレースに伴うデータ移行を支援したり、ネットワークシステムの構築、電源や有線LANの配線工事まで含めたネットワーク施工サービスといったものも用意されている。こうしたサービスは、システム導入時の不安を解消してくれるだけでなく、社内担当者の負荷を軽減できるため、TCO削減にも有効だろう。
これまで見てきたように、東芝のdynabook R63は、約1.2kgとそこそこ軽量でありながら、堅牢なボディー、ビジネスを効率化する高性能、約18時間動作する長時間バッテリー、そして有線LANやアナログRGB出力(D-Sub15ピン)まで内蔵したオールマイティかつスタイリッシュなビジネスモバイルPCだ。
昨今の多様な働き方にあわせて、タブレットや2in1デバイスなどPC環境にも数多くの選択肢が用意されているが、今回dynabook R63を試してみて質実剛健なクラムシェルノートの良さを再認識した。このdynabook R63は2年前からボディーを変えずにこれまで多くの企業で採用されてきたと聞く。なるほど、それも納得の完成度である。これからも、場所や時間にしばられず、軽やかに、そしてパワフルに使用するのにうってつけの“お仕事パソコン”であるといえるだろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年8月2日