こだわりのサウンドシステムにも注目だ。ファーウェイはPCメーカーとして世界で初めて最新サラウンド技術「Dolby ATMOS Sound System」搭載PCを市場に投入。その第一弾であるHUAWEI MateBook Xでは、スピーカー、サウンドシステムとしての装置開発をDolbyと共同で行い、迫力のあるサウンドを再現した。
Dolby ATMOSは、音声オブジェクトをベースにしたオーディオフォーマットで、人の声、その場に存在する音をそれぞれを音声オブジェクトとして扱い、自由な位置に配置、移動させることができ、音の距離や位置関係などをリアルに再現することが可能になっている。すでにBlu-ray DiscではDolby ATMOS収録の映画が多くあるほか、先日、U-NEXTが対応コンテンツの配信を開始するなど、VODへも広がりを見せている。
HUAWEI MateBook Xでは、単にDolbyの認証を受ける形ではなく、ハードウェアを含めたサウンドシステムの実装をDolbyとの共同開発により行っており、「Dolby ATMOS Sound System」と呼べる世界初のノートPCだ。
実際に、対応コンテンツを再生してみると、違いはすぐに分かる。ヘリコプターが遠くから近づいてきて上空を通過して遠ざかっていく様子、洞窟で子どもの声が反響して伝わる様子など、実にリアルで、まるで自分がその場にいるかのような臨場感だ。
サウンドシステムの音圧、低音の再現性ともに薄型軽量のモバイルノートPCとは思えないほどで、Dolby ATMOS対応コンテンツ以外もパワフルなサウンドで楽しめる。美しい液晶ディスプレイと合わせて、エンターテイメント適性は最高だ。
タブレットや2in1デバイスがある中でクラムシェル型ノートPCを選択するユーザーの多くは、安定してタイピングできるキーボードを求めていることだろう。その点でもHUAWEI MateBook Xは期待を裏切らない。
ボディーの横幅いっぱいを使って約19mmのキーピッチを確保。横だけでなく縦のピッチもゆとりがあり、打ちやすさに配慮したレイアウトだ。キーストロークも約1.2mmを確保しており、スイッチも反発が強すぎることもなく良好な感触。キーボード下の剛性もしっかりしており、机上にスペースが十分にない状況やヒザの上などでも安定してタイピングができる。
キーボードバックライトも搭載しており、暗いところでもキーを見失うことなくタイピングができる。しかもこのキーボードは防滴構造。これからの季節は飲み物の水滴がかかるような場面が想定されるだけに使いやすさへの配慮はありがたい。
インタフェースには、ボディーの側面左右1基ずつ、合計2基のUSB Type-Cポートを装備する先進的な内容だ。このUSB Type-Cで充電(左側のみ)、映像出力(右側のみ)とUSB周辺機器の接続をこなす。
また、アクセサリとして「MateDockII」を用意。このドックにはHDMI出力、アナログRGB出力(D-Sub15ピン)、USB Type-A/USB Type-Cポートと、豊富な端子を備えている。
将来主流になると見られているUSB Type-C対応周辺機器を活用できるだけでなく、従来の周辺機器との接続もスマートにこなし、メインマシンとしても十分活用できる接続性を備えている。
さらに、同社スマートフォンの技術を応用した電源ボタン一体型の指紋センサーを装備している点も見逃せない。Windowsアカウントと指紋をひも付けることが可能で、電源ボタンを押した指紋が登録されたWindowsアカウントに自動的にログイン。強固なセキュリティ確保とスピーディな使い勝手を両立しているのが素晴らしい。
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