ファーウェイ入魂のクラムシェルノート「HUAWEI MateBook X」徹底検証(3/4 ページ)

» 2017年07月07日 10時00分 公開
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高性能なCore i7/i5を搭載しつつ、ファンレスを実現

 これだけのコンパクトボディーだが、基本スペックも優秀だ。CPUにはTDP 15ワットの第7世代Coreプロセッサーを採用。

 上位モデルはCPUがCore i7-7500U、メモリが8GB、ストレージが512GB SSD。下位モデルはCPUがCore i5-7200U、メモリが8GB、ストレージが256GB SSD(PCI Express対応)といいう構成だ。いずれもメインマシンとして十分活用できるパフォーマンスを持つ。

CPUにはTDP15ワットのCore i7/i5を搭載。軽量2in1デバイスなどに使われているTDP4.5ワットのCPUよりも大幅に高性能だ

 しかもファンレス設計というから驚きである。一般的にはファンレスボディーでは、同じCore i7/Core i5でもTDP 4.5ワットのプロセッサーが採用されることがほとんどだが、より高性能なTDP 15ワットのCore i7/Core i5を搭載してファンレスというのは画期的といえる。

 これを実現しているのが、PCM(Phase Control Material、相変化蓄熱材)のヒートシンクを採用した冷却機構。PCMは熱によって状態変化(溶解と固形化)を繰り返す素材で、溶解の際には大きなエネルギー(熱)を必要とすることから蓄熱効果があり、ボディーの温度上昇を抑えて特定温度域に保つことができる。最新のスマートフォンでも使われている技術で、やはりここでもスマホメーカーならではの強みが生かされている。

PCM(Phase Control Material)ヒートシンクを採用した冷却機構により、ファンレス構造を実現している

 ここではCore i5を搭載する下位モデル相当のスペックを持つ評価機でベンチマークテストを実施し、結果を以下に掲載する。

 CPU性能の目安となるCINEBENCHのCPUスコアは313と優秀で、Core i5-7200Uのパフォーマンスをしっかり引き出していることが分かる。また、CrystalDiskMarkで測定したSSDのパフォーマンスもシーケンシャルリードで1697MB/sと素晴らしく快適なレスポンスで利用できることを示している。

CINEBENCH R15の結果

CrystalDiskMark5.2.1の結果。

 アプリケーションレベルでのオフィス/クリエイティブの性能を計測するPCMark 8のWork/Creativeスコアでも4000超と、オフィス操作を快適にこなし、クリエイティブな用途にも対応できるだけのパフォーマンスがあることが分かる。

左からPCMark 8 Home Accelerated 3.0、Work Accelerated 2.0、Creative Accelerated 3.0の結果

あらゆる面で死角のないプレミアムなモバイルノートPC

 HUAWEI MateBook Xの魅力は、コンパクトなファンレスボディーと打ちやすいキーボード、メインで使えるパフォーマンスといった、これまでの製品では相反する要素を見事に両立していることに加え、所有欲を喚起する上質なデザイン、美しいディスプレイとDolbyとの共同開発したサウンドシステムによる極上エンターテイメント適性、電源ボタン一体型指紋センサーなど、独自の付加価値も上乗せしていることにある。あらゆる面でスキがなく死角が見当たらない。まさしくプレミアムなモバイルノートPCの登場といえる。


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