一方、PC市場初参入の尖兵となった2in1デバイスも、シリーズ名を新たに「HUAWEI MateBook E」とし、より魅力的に進化した。生産性の高さではクラムシェル型のHUAWEI MateBook Xに軍配が上がるが、シーンに応じてタブレットしてもノートPCとしても使える適用力の高さがHUAWEI MateBook Eの大きな魅力だ。製品コンセプトや活用シーンは以前掲載した記事に譲り、ここでは最新モデルの強化ポイントを中心に紹介しよう。
最新のHUAWEI MateBook Eでは、CPUに開発コードネーム「Kaby Lake」こと第7世代インテル® Core™ i5,、およびm3プロセッサーを採用。この第7世代では、第6世代(Skylake)の基本設計を引き継ぎつつ、最新の製造技術14nm+プロセスルールの導入により、電力効率を大幅にアップ。先代比でCPUパフォーマンス約14%、グラフィックスパフォーマンス約13%の性能向上している。液晶ディスプレイや回路設計の最適化も含め、システム全体で消費電力も25%改善しているという。薄さ6.9mmのスリムボディー、ファンレス設計はそのままに、より快適に利用できるようになっている。
キーボードカバーがリニューアル。キーピッチは約18.85mmとゆとりができ、より打ちやすくなったほか、キートップのコーティングを改善し、なめらかな手触りで、汚れもつきにくくなっている。タッチパッドも14%大きくなり、より操作しやすくなった。
また、スタンド機能が大幅に進化したのも見逃せない。カバーの上半分を折り返すだけのシンプルな機構となり、160度まで自由に設定できるフリーアングルスタンドになった。金属疲労を起こさないよう1万回以上のテストを行ったという金属シャフトは、非常にしっかりした作りになっており、耐久性の面でも不安はない。
さらに、本体との接点を減らしてマグネットパワーを強化するなど、本体との脱着機構がよりシンプルに使いやすく改善されている。
なお、新モデルでは全モデルにキーボードカバーが標準で付属する。カラバリは2色展開。「本体シャンパンゴールド×ブラウンカバー」と「本体チタニウムグレー×ブルー」の組み合わせが用意されている。前者はゴージャスでラグジュアリーなイメージ、後者はどちらかといえば硬派でクールなイメージで、ビジネスシーンにもフィットしそうだ。
使い勝手に関する部分のブラッシュアップも見逃せない。ボディー側面の指紋センサーを強化。触れるとすぐにロックを解除し、約1.7秒で使用できるようになっている。指紋情報はハードウェアチップの内部に保存されているため、強固に保護される。
また、ファーウェイのスマートフォンに採用されている独自の「Huawei ClariVu」技術をPC製品にも応用して実装。映像の発色を鮮やかにする「カラープラス」、明るい太陽光の下でバックライトの輝度を上げるとともにコントラストを調整して見やすくする「サンビュー」、目に有害なブルーライトをカットして長時間の読書などでも目を疲れにくくする「ブルーライトカット」といった機能が利用できる。
緊急時に備えて、+5Vのスマートフォン用充電器やモバイルバッテリーでの充電に対応したのも特筆できる。さらに、付属の専用ACアダプターもリニューアルされ、19/9/5V対応でスマートフォンの充電も可能だ。こうした電源回りの柔軟さは、持ち運び時の不安を大幅に低減でき、荷物の軽量化に直結するだけに実にありがたい。ビジネスでもホビーでも非常に重宝する。スマートにさまざまな周辺機器を接続できるドックも新たに「Mate Dock2」となり、より小型で持ち運びしやすくなった。
このほか、Dolby Audio Premiumに対応するなど、エンターテイメントタブレットとしての適応性も増し、薄さ6.9mm、約640g(本体のみ)という薄型軽量ボディー、上質感あふれるデザインはそのままに、より高性能で使いやすく進化している。
フリーアングルスタンドを備え、キーピッチ拡大でよりタイピングもしやすくなったカバーキーボードやモバイルバッテリーで充電できる柔軟性はビジネスユースにも重宝するポイントで、ビジネスとプライベートの両面で活躍できるプレミアムな2in1に仕上がっている。ビジネスもプライベートも1台でスマートにこなしたいユーザーは要注目の製品だ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年8月6日