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» 2017年08月09日 10時00分 UPDATE

1台で2台分にも3台分にも 多機能NAS「DS1817+」を仮想化基盤として活用する (1/3)

DiskStation DS1817+を仮想化基盤に変える目玉機能「Virtual Machine Manager」を紹介。

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 SynologyのDiskStationシリーズ「DS1817+」は、NASキットでありながらも、それだけにとどまらない多機能さ、それを支える高性能を誇る。場合によってはNAS機能を使用せず、その他の機能のために導入するということもあり得るくらいだ。

高機能な8ベイモデル「DS1817+」

 例えば、IPカメラとDS1817+で構築することができる監視カメラシステム「Surveillance Station」はその好例だろう。最大40台までのIPカメラをサポートし、録画・ライブビューだけでなく被写体の動きによるアラートも可能なSurveillance Stationは、専用の監視カメラシステムにも決して劣らない本格的なセキュリティシステムとなっている。

 そして新たな「NAS機能以外の目玉」として注目されている機能が「Virtual Machine Manager」だ。原稿執筆時点ではβ版であるものの、その高い完成度から正式リリースへの期待も高まっている。今回はDS1817+を仮想化基盤に変えてしまうVirtual Machine Managerを紹介しよう。

トレイはツールレスでHDDをマウントできる

背面には巨大な2つのファンが並び、4つの1Gbpsネットワークインタフェース、前面と合わせて4つのUSB 3.0ポート、2つのeSATAポートが見える。右端にはPCIeスロットがあり、デュアルM.2 SSDアダプタカードか10Gbpsネットワークインタフェースカードを搭載できる

Virtual Machine Managerで仮想マシンを構築する

 Virtual Machine ManagerはDS1817+上で動作する仮想化基盤だ。ベースはQEMUだが、DiskStationのOS兼管理インタフェースであるDSM(DiskStation Manager)上にGUIが用意されており、簡単に操作できる。

 まずはパッケージセンターからVirtual Machine Managerをインストールしよう。原稿執筆時点ではVirtual Machine Managerはβ版であり、そのままではパッケージセンターには表示されない。パッケージセンターの上部にある「設定」ボタンをクリックし、「ベータ」タブの「はい、ベータ版を見ます。」にチェックを入れておく。「Virtual」で検索するとヒットするので、「インストール」ボタンをクリックしてインストールしよう。

原稿執筆時点ではVirtual Machine Managerはβ版。パッケージセンターの設定からβ版を有効にする

パッケージセンターにVirtual Machine Managerが表示されるようになるのでインストールをクリック

 インストールが完了したらまずはHAクラスタ(仮想クラスタ)を作成する。仮想化のメリットの1つに物理的な障害に対する耐障害性の高さがあるが、それを実現するのがこの仮想クラスタだ。仮想マシンを動かすための基盤を複数のホストをクラスタリングして構築すれば、CPUリソースが増えるだけでなくホストに物理的な障害が発生しても、他の正常なホストに肩代わりさせることができる。今回は最小構成の1台で構築するが、最大7台のDiskStationをホストにすることが可能だ。

 クラスタのストレージとして使用するボリュームを指定し、Open vSwitch有効化のステータスを確認したらクラスタの作成は完了。

仮想マシンを構築する前に基盤となる仮想クラスタを作成

ボリュームを選択。仮想マシンが使用するストレージとなる

Open vSwitch有効化のステータスを確認。Open vSwitchの管理はコントロールパネル>ネットワークのネットワークインターフェースタブにある「管理」ボタンから

これでクラスタの作成は完了

 クラスタが作成できたら仮想マシンを追加する。仮想マシンの追加の方法は2つ。1つは仮想マシンを作ってからOSをインストールする方法、もう1つは構築済みのディスクイメージから作成する方法だ。

 まずは仮想マシンを作ってからOSをインストールする方法を紹介しよう。OSインストールメディアとして、DVD-ROMやCD-ROMなどをイメージ化したISOファイルをあらかじめDS1817+に保存しておき、仮想マシンにブートデバイスとしてマウントしてやればあとは通常のOSインストールと同じ作業だ。

仮想マシン>「作成」ボタンをクリック、「ISOファイルで仮想マシンを作成」を選択する

仮想マシンの仕様を指定する。ブートアップ用のISOファイルが仮想マシンの光学ドライブにセットされた状態で起動する

仮想マシンを操作できるユーザを選択。ここでいう「操作」とはマシンに対する物理的な操作(電源ボタンを使ったオン/オフ、リセットボタンによる再起動など)を表し、仮想マシンにインストールされたOSへのログインの可否ではない

内容を確認して仮想マシンを作成。「構築後に仮想マシンの電源を入れる」にチェックを入れておくと自動的に仮想マシンが立ち上がる

仮想マシンを起動するためのホストを選択。今回、クラスタ内にホストは1つしかないので選択の余地はないが、ホストが複数あった場合はどのホストのCPU/メモリを使用するかが指定できる

仮想マシンが起動したら「接続」をクリックすると新しいウィンドウで仮想マシンのコンソール画面が開く。あとは通常のマシンと同じ作業だ

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年8月15日