Ryzen Threadripperの“初動買いケア”が始まるも「いろいろ引かれる」理由古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2017年09月11日 14時19分 公開

Threadripper専用水冷キットや5万円のRyzenマザーなどが出回る

 冷却パーツでは、ENERMAXの簡易水冷キット「LIQTECH TR4」が目立っている。TDP 500W超のサポートをうたうなど強力な冷却性能を持つ仕様で、12cmファン3連の「ELC-LTTR360-TBP」は税込み1万9000円前後、2連の「ELC-LTTR240-TBP」は1万7000円弱となる。

 対応ソケットはSocket TR4/SP3のみで、現行ではRyzen Threadripper専用のクーラーといえる。ドスパラ パーツ館は「用途がはっきりしているので、刺さる人には刺さるという売れ方をするんじゃないかと思います。3連タイプでも組み込めるケースは増えていますし、最強の選択肢として店頭に並んでくれればいいですね」と評価していた。

ENERMAX「LIQTECH TR4 ELC-LTTR360-TBP」

ドスパラ パーツ館で展示中のデモ機。Ryzen Threadripper 1950Xを搭載している

 AMD系プラットフォームでハイエンドといえば、ASUSTeKから登場したRyzen向けのX370マザー「ROG CROSSHAIR VI EXTREME」も見逃せない。2基のM.2スロットとUSB 3.1(Gen 1/2)、Intel製ギガビットLAN、IEEE 802.11acなどを備える多機能モデルで、ゲーム向きサウンド機能「SONIC RADAR III」などを備えている。税込み価格は5万円強だ。

 各ショップの評価は高いが、その半面ヒットを期待する声は少ない。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「AMDユーザーはコストを抑えて組みたいという志向が比較的強くて、マザーの売れ筋は1万円台後半から2万円前後です。さすがに5万円は欲しくても手が出せない人が多いんじゃないかと思います。まあ、高根の花ですよね」とコメントしていた。

ASUSTeK「ROG CROSSHAIR VI EXTREME」

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