じゃじゃ馬「Skylake-X」を乗りこなせ!! 堅実設計と高コスパが魅力のメニーコアマシン「AeroStream RA7J-I92/XT」(2/3 ページ)

» 2017年09月15日 10時00分 公開
[ITmedia]

冷却効率、メンテナンス性に優れたオリジナルPCケース

 PCパーツを構成する部品はおしなべて熱に弱い。保護機能があるため一時の過熱だけで故障することはほとんどないものの、想定よりも高温な環境で利用し続ければ、そのぶん経年劣化のスピードは早まる。そのため、発熱が大きいウルトラハイエンドのシステムを長く使うためには放熱が重要で、十分な冷却を行うためにはCPUクーラーだけでなく、システム全体で放熱を考える必要がある。

 そこで大きな役割を果たすのがPCケースのエアフロー(空気の流れ)だ。AeroStream RA7J-I92/XTのオリジナルPCケースは、エアフローを重視した設計を採用。前面下部に搭載した120mmの吸気ファンに加えてサイドパネルにも大きな吸気口を空けて外気の取り込み能力を強化。背面搭載の120mmの排気ファン周囲のスペースも広く確保し、内部の熱を効率的に外へ移動させることができるようになっている。また、トラブルの原因になりうるホコリ対策も万全。吸気口には防塵フィルターを装備し、ホコリの侵入を防ぐ。前面の防塵フィルターは着脱可能なので清掃も容易だ。

標準的なミドルタワー型のボディーを採用。具体的なサイズは約210×510×450mm(突起部含まず)。背面端子も十分な内容。USBポートは、USB 2.0が2基、USB 3.0が4基、USB 3.1はType-CとType-Aを1基ずつ備える

サイドパネル部には防塵フィルター付きの吸気口を空け、外気の取り込みを強化している

 このPCケースは拡張性、メンテナンス性も優秀で、大型のグラフィックスカードを搭載できるスペースを確保しているほか、3.5/2.5インチ共用シャドウベイを5基(標準で空き4)、5インチベイも2基(標準で空き1)装備しており、将来的に拡張したくなった場合にも対応できる。

カバー内に前面端子がある。2基のUSB 2.0とヘッドフォン、マイクという内容だ

シャドウベイに装着したドライブは樹脂製のアタッチメントで簡単に取り出せる

BTOでは自由度の高いカスタマイズが可能

 CPUとマザーボード、PCケース以外の構成パーツはBTOで柔軟に変更できる。BTOメニューの選択肢は多く、ストレージや電源など型番まで指定して選べるものも多く、かなり自由度の高いカスタマイズが行える。

 ストレージは、標準構成では1TBのHDD(東芝製)を搭載するが、BTOではSSDとHDDを2基ずつ、ブランドを指定して搭載できる。SSDの選択肢には、高速なPCI Express接続のM.2 SSDであるSamsung 960 EVOや、Crucial MX300、WD Blue SSDなどがある。HDDも、WD RED、WD Blue、Seagate製などが選べる。

ストレージはSSDとHDDをそれぞれ2台ずつ、合計で4台まで選択できる。評価機は500GBのSSDと2TBのHDDを搭載する構成だった

 グラフィックスカードは、GeForce GTX 1080 TiからGeForce GTX 1050まで、NVIDIAの最新世代のGeForceシリーズから一通り選べるようになっている。なお、標準構成ではGeForce GTX 1050(2GB)だが、評価機はGeForce GTX 1060(6GB)を搭載していた。そのほか、BTOでは、光学ドライブの変更(標準ではDVDスーパーマルチドライブ)、3.5インチベイに装着するカードリーダーの追加などが行なえる。

グラフィックスカードは、NVIDIAの最新世代のGeForceシリーズから一通り選べる。評価機ではZOTAC製のGeForce GTX 1060(6GB)だ

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年9月21日