ここ最近新製品が多い光モノについて、全体のトレンドを聞いて回った。
内蔵向けでは、MSIの「Mystic Light Sync」やギガバイトの「RGB FUSION」、ASUS「Aura Sync」、ASrock「RGB LED」のように、マザーボード側が発光を制御する仕組みが浸透している一方、サーマルテイクの「Riiing Fan」関連や、コルセアの「Corsair LINK」関連など、独自システムで複数の光モノを管理する枠組みもある。
前者は9月末にクーラーマスターが対応RGBファン「MasterFan Pro」をリリースするなど、サードパーティに広がりを見ているが、後者もLEDテープや電源ユニットなどラインアップを増やしている。
選択肢は多いが、いまのところはブランドごとの淘汰は起きておらず、うまくすみ分けられているという。TSUKUMO eX.は「トータルコストを抑えたいならマザーのイルミネーションで一括制御するほうを選ぶ人が多いですね。サーマルテイクやコルセアを選ぶのは光り方や光量にこだわる人という印象です。設定できるイルミネーションのパターンも後者のほうが多いですし、やっぱりトータルでも高価になりますから」と語る。
今後の動きについては、別のショップは「海外と日本では光の好みが違うので、海外向けのど派手なものは正直あんまり動きません。かといって日本が専用モデルをたくさん投入するほどの市場か、といったらそうでもなくなっていて。売れ筋のズレから代理店単位で国内流通が絞られていくブランドはもうしばらくして落ち着けば出てくるでしょうね。世界全体の潮流とは別にして」と予想していた。
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