オフィス内での業務効率改善において、PCの選定は重要なポイントだ。生産性を高める性能と機能、使い勝手を備えていながら、社内の移動も楽に行える――。こうした要望に応える有力な選択肢として、ビジネス向けオールインワンノートPCがある。
「働き方改革」を企業で推進するにあたり、柔軟な働き方を可能にするクライアントPCが求められている。とはいえ、誰もがモバイルPCを社外に持ち出して、テレワークをするわけではない。オフィス内で業務をこなすこと、つまりは内勤が最適な働き方である場合も少なくないはずだ。
もちろん内勤向けのPCも進化を続けており、昨今ではデスクトップPCをノートPCに移行する「デスクトップリプレース」の流れがある。技術の進歩でノートPCの性能が向上したことから生産性の不安が薄れ、省スペースであることや、会議室などへ移動しやすい可搬性が利点として注目されているのだ。働き方改革の1要素であるオフィスのフリーアドレス化にもスマートに対応できるため、この流れはさらに加速している。
「VAIO Pro PH」は、こうしたトレンドに適したビジネス用オールインワンノートPC。15.5型サイズの大画面、ゆとりあるサイズのテンキー付きキーボード、豊富な拡張端子、光学ドライブまで搭載しており、ビジネスに必要な装備を一通り備えている。このオールインワンの仕様を可搬性の高い薄型ボディーにまとめているのがポイントだ。
オールインワンノートPCと聞くと、重厚なボディーを思い浮かべるかもしれないが、PHシリーズのサイズは380.3(幅)×260.8(奥行き)×25.1(高さ)mm、重量は約2.5kgと、社内の移動が無理なく行える。フラットなフォルムのため、画面を閉じれば、片手で抱えて持つのも苦にならない。使わないときに、ロッカーやサイドデスクへ収納して紛失や盗難のリスクを抑えられるのも、デスクトップPCにはないメリットだ。
VAIOブランドらしく、ボディーのデザインも洗練されている。大画面ノートながら角に丸みを付けた柔らかなシルエットなので威圧感がなく、幅広いオフィス空間に自然と溶け込みやすい。オフィス環境やユーザーの好みに応じて、ブラック、ホワイト、ピンク、シルバーの4色から選択できるのも気が利いている。
このボディーには、周辺機器を接続するためのUSB 3.0ポートを3基、デジタルカメラなどから素早くデータを取り込めるSDメモリーカードスロット(SDXC/SDHC対応)、ビデオ会議用のWebカメラの他、プロジェクター出力用の標準端子であるアナログRGB出力(D-Sub 15ピン)とHDMI出力を両方備えるなど、日本のビジネスシーンで多く使われるインタフェースを網羅している。
通信機能についても、1000BASE-Tの有線LAN、IEEE 802.11a/b/g/n/acの無線LAN、Bluetooth 4.1を標準装備。高速規格のIEEE 802.11acで無線接続する場合は、通信端末が数多く接続されている環境でも低速になりにくい「MU-MIMO」が使えるため、MU-MIMO対応のネットワーク環境ではより高速で安定したデータ通信が可能だ。
さらに、右側面には光学ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブを内蔵。カスタマイズモデルではBlu-ray Discドライブも選択できる。
昨今のPCでは省かれつつある光学ドライブだが、社内に光学メディアの資産があり定期的に読み出す必要があったり、DVDの映像を流したり、取引先からDVDでデータが納品されたりと、必要な場面も少なくないだろう。業務に光学ドライブが必要な場合、別途備品として管理するより、内蔵していた方がベターだ。
このようにPHシリーズを導入すれば、ディスプレイ変換アダプターや外付けドライブなど、PC本体につなぐ備品が別途必要になる場面はほとんどないだろう。そのため、打ち合わせやプレゼンテーションのために会議室へ持ち出す際も、備品を一緒に持ち歩く必要がなく、シンプルでスマートな移動が可能だ。また身軽に移動できることは、フリーアドレス化されたオフィスでは必須条件と言える。
備品が不要ということは、それらの紛失や盗難のリスクがなく、管理の手間やコストを削減できることも意味する。同僚に備品を借りたり、共用の備品を申請して使ったりと、効率の悪い運用をしなくても済む。可搬性の高いオールインワンPCであることは、TCOの観点からもメリットが大きい。
PHシリーズがデスクトップPCからのリプレースに適している理由の1つには、ノートPCながらデスクトップPCの代替が十分務まる性能を備えていることも挙げられる。
基本システムでは、第7世代Coreプロセッサの中でもハイパフォーマンスなHシリーズを採用していることが大きな特徴だ。Core i7-7700HQ、Core i5-7300HQ、Core i3-7100Hと3種類が選べる。このうち、Core i7-7700HQとCore i5-7300HQは4つのコアを内蔵するクアッドコアCPUであることに注目したい。
4つのコアは並行して動作するため、複数の処理を高速に行える他、クリエイティブ系やマルチメディア系など、マルチスレッド処理に最適化されたアプリケーションでは特に高い処理性能を発揮することが可能だ。写真や動画を使った企画書、レポート、プレゼン資料の作成といったパフォーマンスが求められる業務もストレスなくこなせる。こうした用途ではメモリ容量も必要だが、最大16GBまで搭載できる点もありがたい。
一方でプロセッサの選択肢には、比較的低コストでありながら一般オフィス用途で十分な処理性能が得られるCore i3-7100Hも用意されているので、そこまでのパフォーマンスが必要ない場合にも無駄なく導入できる。
業務データを保存する最も重要なパーツであるストレージに、多様な選択肢を用意しているのもポイントだ。低コストで大容量のHDDをはじめ、高レスポンスなSSD(Serial ATA)、レスポンスと低コストのバランスを取ったハイブリッドHDDに加えて、Serial ATA SSDよりも高速なTLCのPCI Express SSD(第三世代ハイスピードSSD)、MLCのPCI Express SSD(第三世代ハイスピードプロSSD)という超高性能なストレージも選択できる。
また、SSDとHDD(ハイブリッドHDDも)を組み合わせたデュアルドライブ構成も可能だ。PCの体感速度に直結するWindows OSや利用頻度の高いアプリケーションは高レスポンスのSSDにインストールし、写真や動画を含む業務データの保存には大容量HDDを使うといった効率的な使い分けも可能だ。
ベーシックな事務処理なのか、クリエイティブまで求めるのか、生産性の優先度はどの程度か、予算はどのくらいか。データの管理はローカルかサーバか、あるいはクラウドなのか――。ストレージのニーズは環境によって大きく異なるだけに、柔軟な構成が可能かどうかは、PC選定の重要なチェックポイントと言える。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年11月7日
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