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» 2017年11月17日 10時00分 公開

「Windows 10 時代への対策」集中セミナーレポート:Windows 10の導入や運用で企業が考えるべきこと――リコージャパンと日本HPが解説 (1/2)

2020年のWindows 7サポート終了を控え、Windows 10の導入と運用を検討する企業担当者はいま何をすべきか。「Windows 10 時代への対策」と題した集中セミナーの様子をレポートしよう。

[PR/ITmedia]
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 Windows 7のサポート終了を2020年1月に控え、Windows 10の導入準備に対する関心が高まっている。Windows 10はこれまでとは大きく性格が異なるOSだけに、企業担当者は頭を悩ませるところだろう。

 全国27支社422拠点でICTソリューションを提供し、企業のICT運用をサポートしているリコージャパンは、Windows 10の導入や運用に関する集中セミナー「Windows 10時代への対策」を東京都内で開催した(日本HPが共催)。当日は200名以上の参加者が来場し、会場は熱気に包まれた。企業の関心の高さが伺えた同セミナーの模様をレポートしよう。

ソフトからサービスへと変化したWindows 10

 冒頭では、アイティメディアの前橋豪氏(同社IoTニュース局編集統括部長兼ガジェット編集部編集長)が登壇し、「Windows 10 時代にワークスタイルはどう変わる(変える)か」と題した基調講演を行なった。

 同氏は、2014年にWindows XPのサポート終了が終了し、Windows 7への駆け込み移行の際にさまざまなトラブルが発生したことを引き合いに出し、2020年1月に迫っているWindows 7のサポート終了へ向けて、今からWindows 10への移行計画を立てて、準備していくことの重要性を強調した。

10への移行計画だけでなく、運用方法もあらかじめ検討しておく必要がある

 そして、Windows 10は「ソフトではなくサービスである」という「Windows as a Service(WaaS)」のコンセプトを紹介。モバイル、クラウドを強く意識し、日々進化していくテクノロジートレンドに対応するため、毎年3月と9月に大型アップデートが行われること、アップデートごとのサポート期間は最長18カ月であることなどを指摘。これまでのWindowsとは性質が違うため、認識を改める必要があると話した。

 このほか、Windows 10では2in1デバイスがシームレスに使えるようになり、従来別のデバイスで行っていたことを1つのデバイスでできるようになったことや、こうしたデバイスを活用するための機能が多数追加されたことによる生産性向上のメリットにも言及。最新のFall Creators Updateではランサムウェア対策がOSレベルで盛り込まれるなど、セキュリティ面でも優れていることを紹介した。

 同氏は最後に、Windows 10がビジネスへどう影響するのかという視点から、働き方改革の事例などを紹介した。モバイル、クラウド、セキュリティを強く意識したWindows 10は働き方改革ととても相性が良いOSだが、Windows 10を中心としてIT化を進めるだけでは不十分であり、経営層と現場の価値観共有、労務管理、情報管理などのポリシーなど社内制度まで含めて統合的に進めることが必要だという見方を示した。

Windows 10の展開方法はどうするか?

Windows 10の展開方法について解説を行なったリコージャパンの細川卓矢氏(首都圏MA事業部ソリューション営業部マネージャー)

 続いて、リコージャパンの細川卓矢氏が登壇。「Windows10の展開方法アラカルト」と題して、Windows 10の導入におけるさまざまな展開手法の紹介、およびそれぞれの導入方法の解説を行った。

 同氏は、Windows 10の主な展開方法として、「インプレースアップグレード」「ワイプ&ロード」「プロビジョニング」という3種類の手法を紹介した。インプレースアップグレードは、既存のWindows 7/Windows 8.1デバイスをインターネット経由もしくはメディアでWindows 10へアップデートする方法。安全で簡単なアップグレードとして、Microsoft推奨の方法とされているが、アップグレード中操作ができないこと、ネット経由のアップデートだと一度に大量のデータがダウンロードされることが注意点となる。

Windows 10の展開方法は、主に3種類の手法がある

インプレースアップグレードの方法

インプレースアップグレードが使えないパターン

 「ワイプ&ロード」は、いわゆるクリーンインストールで、OSの伝統的な展開手法だ。設定やドライバ、アプリケーションなどを含めたマスターイメージを作り、それをコピーして展開する。この手法で利用できるツールとして、Windows ADK、Microsoft Deployment Toolkit(MDT)、System Center Configuration Manager(SCCM)といったツールを紹介した。Windows ADK、MDTは無償で利用でき、特にMDTはよくできたツールだというが、無償だけに使い方などのサポートはほぼ期待できない。Webにある情報をもとに試行錯誤されているユーザーが多いという。

「ワイプ&ロード」で利用できるMicrosoft提供の展開ツール

 3つ目の「プロビジョニング」は「(Windows 10がプリインストールされた)新しいPCに設定を当て込む」という発想の展開手法。購入したOEM PCに、「プロビジョニングパッケージ」を適用することで、OSの再インストールをすることなく、業務で利用可能な準備が完了する。

 このプロビジョニングで設定できる内容としては、ドメインなど管理インフラへの参加、Wi-FiやVPNなど接続プロファイル、モダンアプリのインストール、エディションのアップグレードのほか、スクリプトを使えばWin32アプリ(デスクトップアプリ)のインストールもできる。プロビジョニングパッケージの作成は、Windows ADKに含まれている「イメージおよび構成デザイナー(ICD)」というツールを使って行なうことができるという。

プロビジョニングのイメージ

プロビジョニングで設定できること

 最後に同氏は、リコージャパンではこのような展開手法含め、Windows 10の導入ノウハウを蓄積しており、さまざまな導入支援サービスメニューを用意していることをアピールした。ここで紹介されたような手法、ツールを使って自社で展開を行うほかに、そうした支援サービスの利用を検討するのもよいだろう。

展開方法の選択・検討(それぞれの特徴)

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