ワンランク上のNASを目指すならSynologyの「DiskStation DS918+」に注目最新ハードウェアでセキュリティも安心(3/3 ページ)

» 2017年11月29日 10時00分 公開
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ニューラルネットワークを用いて自動で写真にタグ付け管理

 先のDriveは従来の複数パッケージを統一した形だが、ここでもう1つ紹介する「Moments」は新しい写真整理パッケージだ。特徴は、写真のタグ付けにニューラルネットワークによるディープラーニング(機械学習)を利用している点。写真は、一度に転送する枚数が多くなると、その整理の手間が増える。フォルダ管理やタグ付けが適当になってしまうと、目的の写真がどこに保存したのか分からなくなってしまうことも多い。そうした手間をニューラルネットワークで自動化するのがMomentsだ。それも、インターネット上のクラウドにアップロードしてサーバが処理するのではなく、MomentsではNAS側内で行うとされている。

 このMomentsもβ版のため、導入には先のDriveと同様一手間が必要だ。インストールの際は、Synologyアプリケーションサービスや、先のDriveも一緒にインストールする必要がある点に注意したい。導入後は、先のDriveと同様にマイメニューからページを開くことができる。

Momentsも先と同様、β版パッケージの導入を許可すればインストール可能

 写真のアップロードは、PCではMomentsのWebインタフェースを用い、スマートフォンやタブレットからはアプリを導入して行える。スマートフォンアプリ版は、画像の自動バックアップ機能も備えている。そこで、いくつかの写真をアップロードして動作を確認してみた。

右上の検索の横にあるプラスのマークから写真ファイルのアップロードが可能

 アップロードした写真は、まず日付で管理される。MomentsのWebインタフェース上の「写真」を選べば、日付順で写真の一覧が表示される。同じ列の「アルバム」が、Momentsのキモである自動タグ付けによる一覧だ。写真のアップロード後、しばらく待てばタグ付けが完了するようで、時間はそれほどかからない。アルバムの最初の画面では、「共有」「人々」「主題」「場所」と分かれている。「人々」は、人間の顔の映った写真がピックアップ、分類されるので、その人の名前を付ければ、以降、自動で検出してタグ付けされる。

人々に分類された写真に名前を入力すれば以降、認識されるので、家族写真などで便利

 「主題」は自動タグ付け機能が試されるところだ。現在、タグは300程度用意されているという。実際に幅広い種類の写真をアップしてみたが、動物だけでも「猫」「鳥」「リス」といったように意外なほど細かく自動判定された。

Momentsの自動タグ付けの例。なかなか細かく分類される。一部フォントの漢字がいわゆる中華フォントになっているのはご愛嬌

 ただ、現状ではまだざっくりとした判定である。「動物」タグに川で冷やしたスイカが取り込まれるような、ちょっと悩ましい誤判定もある。手間を優先して自動タグ付けを利用するのも、正確性を重視して従来型の写真管理パッケージの「Photo Station」を使うのもユーザー次第だろう。今後のアップデートに期待をしたい。

進化し続ける新世代のSynology NAS


 ここまでDS918+を例に、Synology NASのハードウェアとソフトウェアを紹介してきた。ソフトウェアで紹介した最新機能の一部はまだβ版であり、正式版までにはさらにブラッシュアップされると思われる。

 これまでは主にハードウェア性能が重要視されてきたNASカテゴリだが、Synology NASで垣間見られる新世代のNASでは、アプリケーションによる拡張で実現できる「コラボレーション」や「統合」といったキーワードがさらに重要な意味を持つだろう。定期的にアップデートすることで、より快適に、ビジネスを円滑にしてくれるSynology NASに注目したい。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年12月6日