Surface Pro に待望のLTEモデルが登場! 大手3キャリアの主要バンドをサポートし、ワークスタイル変革をさらに加速させる Surface Pro LTE Advanced製品担当者インタビュー(1/2 ページ)

日本マイクロソフトのデタッチャブル2 in 1デバイス「 Surface Pro 」に待望のLTE対応モデルが登場した。同シリーズとしては第5世代にして初のLTE搭載となる。新モデルの魅力を製品担当者に聞いた。

» 2017年12月08日 10時00分 公開
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法人向け Surface Pro にLTEモデルが登場

 近年、業務効率化、営業力強化などを目的とした、タブレット端末の法人普及が増えているが、実態としては、資料の閲覧やメールの応答などに使い方が限定され、期待したほどの成果が上げられていないことも多いのではないだろうか。

 そうした実態を改善できる選択肢の1つが、日本マイクロソフトの「 Surface Pro 」だろう。タブレットとしてもノートPCとしても使えるだけでなく、どちらのスタイルでも単機能デバイスと同等かそれ以上の使い勝手を実現しているため、真の運用レベルで、1台で多彩な業務をこなすことができる。

Surface Pro シリーズに待望のLTE内蔵モデル「 Surface Pro LTE Advanced 」が登場

 その Surface Pro に、LTE(LTE-Advanced)対応の新モデルとして「 Surface Pro LTE Advanced 」が登場した。3つのバンドを束ねて通信を高速化できるキャリアアグリゲーション、最大450Mbpsの通信速度に対応し、高速で安定したモバイルネットワークを利用することが可能となっている。

 この Surface Pro LTE Advanced は、ワークスタイル変革、業務効率化、生産性向上といったビジネスの課題に対し、どのような変化、恩恵をもたらすのだろうか。新モデルの魅力を製品担当者に聞いた。

時代的な背景と技術革新が可能にした「 Surface Pro 」のLTEモデル

―― Surface Pro LTE Advanced が発売されました。これまで Surface 3 にLTE モデルがありましたが、 Surface Pro シリーズでは初のLTE対応です。このタイミングでLTEに対応した理由を教えてください。

Surface Pro LTE Advanced がビジネスの現場にもたらしうる変化や恩恵を語ってくれた日本マイクロソフトの小黒信介氏(同社Windows&デバイスビジネス本部 Surface グループ エグゼクティブプロダクトマネージャー)

小黒氏 1つは時代的な背景、機運が高まってきたことです。最近、日本では働き方改革がうたわれていますが、グローバルでも時間と場所を選ばずにクリエイティブなデバイスを使いたいというニーズは強くあります。 Surface 3 LTE の発売から2年半が経ってモバイル環境も変わり、高性能な Surface Pro シリーズにもLTEモデルが欲しいという声が強まってきました。

 もう1つは技術的な理由です。LTE機能を搭載するには、モデムとアンテナの実装スペースが必要です。CPUの電力効率が向上したことでこの第5世代の Surface Pro では、Core i5モデルもファンレスになり、実装スペースに余裕ができました。 Surface Pro シリーズは、デザインや使い勝手というものを大事にして進化をさせてきているのですが、それらを損なわず、むしろ進歩させたうえで新しい要素を加えるという改善ができる技術的な条件が整いました。この2つの理由から、このタイミングでの投入となりました。

―― ターゲットユーザーとしてはどのような方を想定されていますか。

小黒氏 既存の Surface Pro を使われているお客さまを見ますと、PCの単純なリプレースだけでなく、タッチ操作やペンでの描画であったり、これまでは持ち出していなかったけれど、これからは外に持ち出したりして活用していきたい――このような、デバイスの運用を変えたい、働き方自体を変えたいと希望されるお客さまに多く選んで頂いています。こちらのLTEモデルについても、ITを駆使して生産性を上げたい、ITを駆使して働き方自体を変えたいという人たちにフィットすると思います。

―― LTE対応にあたって、LTE Advanced、LTE Cat.9に対応しました。このCat.は、3GPPの「UE DL Category(下りの通信速度)」が「9」という理解でよろしいでしょうか。また、この通信速度とした理由を教えてください。

小黒氏 はい。Cat.9は、DL Category 9で通信速度450Mbpsです。通信速度について言えば、OpenSignal社のレポートで、グローバルのLTEネットワークのパフォーマンスはシンガポールが世界で一番速いとされていますが、それでも平均46.6Mbps程度だそうです。この現状を見ますと450Mbpsというのはオーバースペックではあるのですが、現在だけでなく、将来インフラが進歩したときも見据えての対応です。また、12型サイズのカテゴリーの中で一番優れたものを出すということも意識しました。

―― 働き方改革ではネットワークのスピードも重要になりますね。

小黒氏 もちろん、それも理由の1つです。当社では、 Skype for Business を使ってのリモートワークを推進しておりまして、画面共有もしますし、Webカメラの映像を使った会議もします。こうしたビジュアルコミュニケーションにとって、当然ネットワークは速いほうが都合が良く、これからも帯域が必要な通信は増えていくでしょうから、端末の通信スペックは上げていく必要があると考えています。

―― Surface 3 のLTEは150Mbpsでした。

小黒氏 つまり Surface Pro LTE Advanced の最大通信速度は3倍に向上しています。ユーザーさまには進化を実感していただけると思います。また、 Surface 3 のLTEは、ソフトバンクのバンドのみでしたが、今回の Surface Pro LTE Advanced は、大手3キャリアの主要なバンドを幅広くサポートしていますので、通信回線の選択肢が多くなった点はメリットだと思います。

―― 販売決定を受けての反応はどうでしょうか。

小黒氏 おかげさまでお客さまからは非常に大きな反響をいただいています。これまでも「 Surface Pro にLTEモデルがあれば導入するのに……」といった声はたくさん頂いていましたので、ようやくお応えすることができてうれしく思います。販売決定を受けて「待っていました!」といったような言葉を添えて見積もり依頼をしてくれる方もいらっしゃいました(笑)。

―― eSIM対応も可能ということですが、こちらはどんなメリットがあるのでしょうか。

小黒氏 これはサービス側の対応が必要になるため、現時点ではまだ利用できませんが、環境が整備されれば、物理SIMの管理が不要になることで管理面で大きなメリットになります。例えば、契約を別端末に移動することを物理SIMの入れ替えなしに、管理側のみの操作でできるようになります。海外出張の際に、今ですと使用者が現地で契約してSIMを入れ替える、あるいはプリペイドのSIMを購入して入れ替えるなどの作業が必要です。eSIMならば管理者側のみの操作でできるようになりますので、使用者はSIMの契約や交換などを意識せず接続でき、業務に専念できるようになります。

Surface Pro LTE Advanced に追加されたnano SIMスロット。LTEの対応バンドは1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/19/20/26/28/29/30/38/39/40/41。キャリアアグリゲーション、最大450Mbpsの転送速度に対応する

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年12月14日