―― 設定やハンドリングはいかがでしたか?
高橋 セットアップで失敗したのはインクの注入です。注入時に「終わったのかな?」とボトルを絞り込んでしまい、インクの泡が弾けて、手がマゼンタに染まってしまいました(笑)
―― 比較的新しいエコタンク搭載モデルはそうした心配のない「挿すだけ満タン」インク方式が採用されているのですが、EW-M5071FTのインクボトルとインク注入口は1世代前のタイプなので少し慎重に注入する必要があるかもしれません。
高橋 そうしたトラブルはありましたが、全般的に満足しています。LAN接続については拍子抜けするほどあっさりと設定が終了しました。ボディーサイズもレーザー複合機に比べると格段にコンパクトなので、空いているデスクに置いて部署単位で共有するのにぴったりです。コンパクトと言えば、トナーに比べてインクのボトルは小さいので、保守材をストックするスペースを取らないのもポイントだと思います。
高橋 それと、私自身は使用していないのですが、Wi-Fi Directはスタッフに好評です。当社ではiPhoneやiPadといったモバイル端末はセキュリティの関係で社内ネットワークに接続できないのですが、建築現場をスマホで撮影したり、タブレットで打ち合せのメモ書きをしていたりする人が多くて、今まではそうした写真や資料を印刷する場合、一度PCにコピーして、PCから印刷する必要がありました。EW-M5071FTを導入してからは、モバイル端末内のデータを直接印刷できるのでみんな喜んでいます。
―― ありがとうございます。最後に、高橋さんがEW-M5071FTを他の人にお勧めするなら、どういった環境の方になりますか?
高橋 やはりまずは、印刷コストの高さに悩んでいる企業でしょう。この点は自信を持ってお勧めできると思います。比較的大きな会社で印刷環境をEW-M5071FTの1台に集約するのは難しいかもしれませんが、今回のような部署単位での導入なら有力な選択肢ですね。
高橋 また、会社自体が10〜12人くらいの規模なら、EW-M5071FTはADF機能もファクスもありますし、これ1台で十分足りると思います。実際に体験してみて、印刷品質や速度でも思っていた以上にレーザーとの差がないと実感しました。会社の規模によっては、レーザー複合機からEW-M5071FTにリプレースしてもデメリットはほとんどなく、印刷コストを抑えるメリットを受けられると思いますよ。
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