DiXiM Media Serverは、このようにインストールしてしまえば設定なしでいきなりDTCP-IPサーバとして機能するのでお手軽に利用できる。とはいえ、AV家電を対象とする機能であるため、DTCP-IPに対応していても動くかどうかは試してみなければ分からないところがある。
ここを心配される方もいると思うが、DiXiM Media Serverアプリおよび、Synologyのアプリストアに関しては、日本語サイトによる払い戻しオプションも用意されているようなので安心してほしい。
DiXiM Media Serverアプリは、執筆時点ではDS218jのみ対応する機能だ。基本的にアプリ開発自体、最新製品が優先されるためこのような状況にあると思われる。Synologyではなくデジオンが開発している点で、開発のスピードが読みづらいところはあるが、おそらくは今後対応機種は拡大していくだろう。
ただし、あまりに古いモデルが今後対応していくかは分からない。一度環境構築してしまえば長期に渡って使い続けられるNASだが、買い換えのタイミングを図るとすればこうした新機能がきっかけとなり得る。
今回はDiXiM Media Serverを取り上げたが、Synology製NASキットでは、他にもネットワークを通じて、映像や写真、音楽を楽しむアプリが豊富に用意されている。忙しい日々の中で、効率的にコンテンツを消化する方法を探している方は、このようにNASを中心としたコンテンツライブラリを構築してみてはいかがだろうか。
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