マザーボードの新製品で目立っていたのは、Ryzen Threadripper向けのX399モデルで初のmicro ATXタイプとなるASRockの「X399M Taichi」だ。税込み価格は4万8000円強から5万円強。
2017年8月に登場したATXモデル「X399 Taichi」(当時税込み5万3000円前後)と比べると、メモリスロットは8基から4基に、PCIe x16スロットは4基から3基に減っているが、合計14基のUSB 3.1(うち2基はGen2)やU.2コネクタの搭載は変わらない。3基のウルトラM.2(PCIe Gen3x4)スロットもSATA 3対応は1基のみとなっているが基数は同じだ。
TSUKUMO eX.は「できるだけコンパクトにマシンを組みたいというニーズは確実にあるので、Threadripperでそれができるようになったのは大きいと思います。個人向けの需要が増えたらうれしいです」と話していた。
複数のショップでRyzen Threadripperの売れ筋を聞くと、一番人気には最上位の「1950X」(税込み13万円前後)が上がるが、micro ATXマザーが登場したことで最廉価の「1900X」(税込み6万7000円前後)のヒットを期待する声も聞こえるようになっている。
なお、同じタイミングでASUSTeKからもX399マザーが登場している。「ROG STRIX X399-E GAMING」で、こちらはATXサイズ。税込み価格は4万7000円強から5万円弱だ。8基のDDR4スロットと4基のPCIe x4スロットを備える。
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