エプソンダイレクト探訪記――パソコンの信頼性を支える試験施設の秘密(3/3 ページ)

» 2018年03月13日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR
前のページへ 1|2|3       

村井事業所では製品寿命に関わる加速試験、恒温槽で実施

 エプソンダイレクトの本社がある村井事業所には、PC製品の広範な試験設備がある。同社のPC製品は基本的に10〜35℃の環境温度で保証されている(0〜40℃など例外あり)ため、これを基準に実施される。

 「温度上昇」試験では、35℃環境下での負荷状態において各部品(CPU、メモリ、マザーボード上の実装部品など)の温度がスペック内に収まるかを検査しつつ、CPUクーラーやケースファンの動作を調整する。

 また、「高温・低温試験」では、高温低温それぞれ5℃のマージンをとった40℃および5℃の環境を恒温槽(こうおんそう)と呼ばれる内部の温度を一定に保つ設備で作り、起動、再起動、S3・S4試験、および24時間連続の負荷テストが行われる。

 信頼性については、過酷な条件下で意図的に劣化を進める加速試験で5年運用後の劣化を検証する「ライフテスト」を行っている。これは長期保守の裏付けとなる。

 このほか、村井事業所では、落雷など不測の事態により高電圧が印加された場合の安全性を検証する「絶縁耐圧・絶縁抵抗試験」、ACライン(コンセント)からのノイズ耐性を検証する「ACラインノイズ(EFT)試験」、人体に帯電した静電耐性の試験「静電ノイズ(ESD)試験」など、PCの故障につながりやすいトラブルに対しての耐性に配慮した試験も行っている。

恒温槽で高温、低温それぞれ保証範囲の温度から5℃のマージンを設けた環境を作り、起動、再起動、スリープ・休止状態、24時間負荷テストなどを行う

落雷など不測の事態により高電圧が印加された場合の安全性を検証する「絶縁耐圧・絶縁抵抗試験」

35℃環境下でPCのCPUやメモリ、HDDなどがそれぞれの動作保証温度内に収まるようCPUクーラーやケースファンの動作設定を調整する「温度上昇試験」

徹底した品質管理に支えられた強みを持つエプソンダイレクトのPC

 これまで見てきたように、エプソンダイレクトの製品は、入念な試験、評価を経て開発されている。しかも、あえて国際・国内の規格よりも厳しい基準を設定してマージンをとることで、非常に高い信頼性、耐久性、安全性を確保している。

 こうした徹底した品質管理によって生産段階でのトラブルをゼロに近づけ、短納期を実現するとともに、ユーザーの運用段階での不具合発生率も可能な限り抑えている。それが、万一不具合が発生したときでも迅速な対応(1日修理)を可能にし、そしてサポートコストの低減(長期定額保守サービスのリーズナブルなプライスでの提供)にもつなげているというわけだ。

 PCはビジネスの現場に欠かせない存在であり、トラブルによるダウンタイムは生産性低下に直結する。そのため、信頼性や耐久性はPC選びにとって最も重要な要素といっても過言ではない。

 スペックのように目に見える指標がないだけに、このような開発姿勢、試験設備の裏付けは実に心強い。地道に積み重ねてきた実績によるブランド力と合わせて、エプソンダイレクト製品を積極的に選ぶ理由になるだろう。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年3月27日