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» 2018年03月23日 10時00分 公開

開発経験がなくても自社システムで業務効率を手軽に改善 「kintone(キントーン)」 の機能を拡張させるプラグインの魅力

開発経験がなくても自社システムを手軽に作成でき、ビジネス現場のちょっとした問題を手軽に解決する「kintone」。マーケットで広がる拡張プラグインの魅力をサイボウズの伊佐政隆氏に聞いた。

[PR/ITmedia]
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 働き方改革、業務効率改善の動きが進む中、脚光を浴びているのが、サイボウズのクラウドベースのファストシステムプラットフォーム「kintone」だ。

 感度の高いビジネスパーソンにとってはもはや欠かせないツールであるkintone。Web検索で「kintone」と打って検索してみれば、その広がり、ユーザーの熱量はすぐに感じられることだろう。

 開発経験のない方、プログラムに詳しくない方でも、業績向上や業務効率改善に直結するシステムをスピーディに作成できる「ファストシステム」という、これまでにないコンセプト、その業務改善に対する有効性から、さまざまな規模の企業で導入が進んでいる。

 kintoneの導入拡大に伴い、「kintoneプラグイン」と呼ばれるkintone用の拡張ツールが続々と登場し、ソフトバンク コマース&サービスによる「kintoneプラグインマーケット」というマーケットプレースも誕生している。

 このkintoneプラグインとはどういうものなのか、その魅力、利用するメリットは何か。東京日本橋にあるサイボウズ本社を訪れ、kintoneのプロダクトマネージャーを務める伊佐政隆氏にお話を伺った。

サイボウズの伊佐政隆氏。ビジネス界に旋風を巻き起こしているkintoneプロダクトマネージャーを務める

必要に応じて機能を拡張できるkintoneプラグイン

―― kintoneプラグインとはどういうものなのでしょうか?

伊佐氏 kintoneプラグインは、kintoneに対して機能拡張ができる機構、またはその機構を利用した拡張ツールのことです。外部の開発者さんがkintoneの機能を拡張するためのものをプラグインという形で開発し、販売できます。kintoneのユーザーさんは、それを購入し、取り込むことで、高度な機能や使いやすい機能を自分で作らなくてもすぐに利用できます。

―― なぜこのような仕組みを作ったのですか?

伊佐氏 kintoneを使われている方は、チームの生産性を上げたい、楽しく働ける環境を作りたいという方々です。働く環境はさまざまあって、顧客管理システム1つとっても、業種や部署によって、優先したい情報とそうでないもの、それぞれ違ってきます。

 kintoneはプログラミングをしない方でも使えるために、それぞれの働く環境における事情、オリジナリティを反映しやすいのですが、kintone標準の機能だけでは限界もあります。

 現在、kintone上では1日に1300個以上ものシステムが新たに生まれているのですが、お客さまが求める要素、ご要望というのは本当に多岐にわたっており、われわれだけでお応えしようと思うと、エンジニアが数十万人いても足りないのではないかと思えるくらい多様です。

 もっとも、これはプラットフォーム事業をする時点で想定していたことです。全てkintoneのオフィシャル機能として用意するのではなく、外部の開発者さんと一緒に機能拡張をしていけるモデルを作ろうという発想がありました。

働き方改革支援に取り組み、自らも働き方改革を推進するサイボウズを象徴するワークスペースで、kintoneプラグインのコンセプトを語ってもらった

人気のプラグインはExcelライクな操作を実現する「krewSheet」

―― kintoneプラグインにはどんなものがあるのでしょうか。

伊佐氏 大規模に拡張するものもあれば、「いいね」ボタンを付けるなど、ちょっとした便利機能を追加する単機能のものまでさまざまです。企業が開発したものもあれば、個人の方がサブワーク的に作ったものもあります。

―― 今人気のあるプラグインを教えてください。

伊佐氏 グレープシティさんが発売している「krewSheet」といって、kintoneの操作をMicrosoftさんのExcelライクに変えてしまうプラグインがあるのですが、非常に好評だと聞いています。こうしたシステムはメンバーに使ってもらうことが重要ですから、使い慣れたExcelと同じ感覚で使えるという点が大きいようです。

今最もホットなkintoneプラグインとして注目を集める「krewSheet」。kintoneのUIをExcelライクに変え、多くのビジネスユーザーが慣れ親しんでいるExcelと同じような操作性でkintoneが使える

―― 他にも人気のプラグインは何かありますか。

伊佐氏 たくさんあるので迷いますが……使い勝手を向上させるちょっとしたものに人気が集まっています。

 例えば、kintoneでシステムを作って、業務改善のために必要な情報を加えてオリジナリティを出そうとすると、入力項目が増えてきてしまいます。サポート窓口のシステムでしたら、不具合へのクレーム、使い方の問い合わせ、購入前の問い合わせなど、種類はさまざまあるわけですが、それぞれにオリジナルの項目を追加していくと、実際に入力が必要な項目はその一部でしかないのに、項目だけがどんどん増えていきます。

 そこで、最初にサポートの種類(不具合、問い合わせなど)を入力すると、それに必要な項目だけを表示するように入力フィールドが切り替わるようなプラグインを導入すれば、すっきりと整理されて使いやすくなります。

表示フィールド切り替えプラグイン」はレコード登録時に必要な項目だけを表示することで、オペレーションミスを軽減する。こうしたシンプルな単機能プラグインも大変人気があるという

―― なるほど。シンプルなものも人気なのですね。

伊佐氏 こういうことがしたいと思ったときに、その目的に合うプラグインがあるなら、それを取り込めば、自分で作る手間を省いてすぐに業務改善に生かせるようになります。

―― やはり自分で作るよりもプラグインを活用したほうが費用対効果は高いと判断されているということでしょうか?

伊佐氏 kintoneはカスタマイズの手段を用意していますので、極端なことをいえば、開発のスキルがあれば同じようなものを作ることは可能です。どこまで自分で作るかは、ユーザーのスキル、時間、コストなどの条件で変わってきます。シンプルなものでも開発の手間は掛かりますし、プロが作ったものは使い勝手が洗練されているということもあって、プラグインを活用されている方は多いですね。

kintoneは「小さく作って大きく育てる」

―― 外部の開発者の作ったものを活用するということになると、スクラッチでオーダーメイドのシステム作成を委託する方法もあると思いますが、kintoneプラグインを活用して作ったシステムとスクラッチでシステムとの違いは?

伊佐氏 フルスクラッチのシステムならもちろん、それぞれの働く環境における事情、オリジナリティは反映できます。しかし、開発期間とコストの問題が浮上します。1年掛けて作っている間に時代が変わってしまう、会社の優先順位が変わってしまうということもあります。

 また、フルスクラッチでの開発では、どうしても「良いシステムを作る」ということにフォーカスが当たりすぎてしまいがちです。良いシステムを作るのは良いことですが、本来の目的は「システムを作る」ことではなく「業務改善」であるはずです。

「システムを作るのはあくまで手段、目的は業務改善」と語る伊佐氏

―― 確かに……一から作るとなるとどうしても「良いシステムを作ろう」としてしまいますね。

伊佐氏 極端にいえば、すごいシステムである必要はないんです。たいしたものでなくても、業務改善ができればそれでいいんですから。それまで紙でやっていたことを1つでも電子化し、オンラインで共有、管理ができればそれだけでも時間と場所に縛られる要素が1つ減り、業務改善は一歩進みますよね。自分で自分にあったシステムをスピーディに作れるkintoneであれば、目的がブレにくいんです。

―― 簡単なものでもそれを使って業務改善に取り組めば、足りない機能、欲しい機能も明確に分かってきますね。

伊佐氏 そうなんです。私はこれを「小さく作って大きく育てる」と表現しています。kintoneならば、作ったものが業務改善に貢献できているか、利用者と一緒に体験しながら、より良いもの、より業務改善に貢献できるものへと育てていくことができます。kintoneプラグインは、育てていくための重要な仕組み、kintoneの大きな柱と位置付けています。

kintoneプラグインをどこで入手するか

―― プラグインを開発したり販売したりするための資格ですとか、信頼性を担保するための認証システムなどはあるのでしょうか。

伊佐氏 セキュアなプラグインを開発していただけるよう、コーディングガイドラインを提供するなど技術的な部分でのサポートは行っています。

 ただ、プラグインを作ったり販売したりするための許諾などを中央集権的に管理することはしていません。ちょうどサイボウズでは公式のkintone認定プログラム「kintone CERTIFIED」を開始しました。基礎スキル、ビジネススキルに加えて、開発スキルについても資格を用意しています。まだ始まったばかり(2018年1月開始)なのですが、今後はそういう資格が信頼性の目安として機能するのではないかと思っています。

―― kintoneプラグインはどのくらい数があるのでしょうか。販売は開発企業や個人が独自に販売しているのでしょうか?

伊佐氏 数については、われわれが把握しているだけで300種類以上ありますが、当社で公式ストアのような販売プラットフォームは持っていません。販売については、それぞれの開発元の企業さん、個人さんにお任せしています。

―― それですと、どういうものがあるのか分かりにくかったり、探しにくかったりということはありませんか。単機能のプラグインをあちこちから購入するのは手続き上不都合がある場合もあるように思いますが……。

伊佐氏 個人開発者の方も含めて広がりがあるということが大事なことだと感じているのですが、一方でそうした課題があることも承知しています。探しやすさ、安心感、決済などについては、ソフトバンク コマース&サービスさんが運営されている「kintoneプラグインマーケット」が、そうした課題を解決できる所なのではないかなと思っています。企業が開発した信頼性の高いプラグインのみを取り扱っておりますし、複数プラグインを購入する場合、取引口座を一本化できるのも大きいと思います。

―― そういうところがあれば企業さんでも導入はしやすいですね。最後に、kintoneを使いこなす上でどんなことが重要だと思いますか。あらためて、強調したいことをお願いします。

伊佐氏 そうですね。あくまでも「目的はシステムを作ることではなく業務改善である」ということを強調したいですね。その目的を達成するには、システムが業務改善に貢献できているか、使う方と一緒に確認しながら進めていくこと、「小さく作って大きく育てる」ことが重要だと思っています。業務改善というゴールをしっかり把握した上でkintone、およびkintoneプラグインを使っていただければ幸いです。

人材交流、意見交換のためのいろんな人に集まってもらうための「ビッグハブ」というコンセプトで作られたサイボウズ本社にて

kintoneプラグインを安心して買える「kintoneプラグインマーケット」

 もはやkintoneを使いこなす上で欠かせないといっても過言ではないkintoneプラグインだが、まだエコシステムは発展途上。企業で導入する際にはさまざまな課題、悩みがあった。例えば、「どういうものがあるのか分かりにくい」「便利でも単機能プラグインを1つ1つ別々のところから集めるのは大変」「サポート体制がしっかりしている製品でないと導入時の社内承認が下りにくい」といった内容だ。

 こうした課題を解決できるプラットフォームが、2017年9月にソフトバンクC&Sが開設した「kintoneプラグインマーケット」だ。取り扱っているのは信頼できる企業製のみ。便利なkintoneプラグインを取りそろえているため全体像の把握が容易で、目的別の検索もでき、購入すべきプラグインがすぐ分かる。

便利な企業製プラグインを取りそろえたkintoneプラグインのマーケットプレース。一覧性の容易さや決済が1本化できるメリットの他、全てのプラグインはトライアル利用が可能で、動作を確認してから導入できるのもうれしい

 さらに、すべてのプラグインはトライアル利用が可能。トライアルを動作を確認した上で、安心して導入できる。オンラインで簡単に見積もりと購入が可能で、kintone本体の購入も可能。複数のプラグインを購入する際に、決済を1本化できるのも大きなメリットだ。購入や決済の手続きで頭を悩ますことなく、業務改善へのステップを進めることができるのは非常に大きい。kintoneプラグインの導入を考えているならば、利用しない手はないだろう。


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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年3月31日