HDR時代の圧倒的映像をフィリップスで体感せよ!(2/2 ページ)

» 2018年04月24日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR
前のページへ 1|2       

手が届く価格の“本格HDR”対応ディスプレイ

 ハイエンド向けのDisplayHDR 1000ともなると、輝度だけでなくローカルディミング(バックライトの光量を部分的に制御すること)によるコントラスト比の向上や色域など、かなり高水準のスペックが要求されているが、これを見事にクリアしたのがフィリップスの「436M6VBPAB/11」である。

 パネルサイズは42.5型で、解像度は3840×2160ピクセル。液晶の駆動方式はMVAを採用しているが、これはVA(Vertical Alignment)系の液晶パネルの特性として黒がより深く見えるなどコントラスト比が稼ぎやすいためだろう。

 ブースの展示によるインプレッションではあるが、視野角にも不満はなく、カタログスペックは上下・左右とも178度を確保している。実際に目視した限り、極端なコントラストの低下や色の偏移は感じない。キモとなる輝度とコントラスト比だが、輝度は最大で1000cd/m2、通常時720cd/m2と、コンシューマー向けディスプレイとしては最高レベルのピーク輝度を達成。さらに、5000万:1の高いコントラスト比を実現している。

 HDRの表示性能は、まだ量産に向けて調整中の段階とのことだったが、なかなかどうして美麗な映像を見せてくれた。中でも圧巻だったのは、遠くの山の端から太陽が姿を見せるシーン。SDRのダイナミックレンジでは表現できなかった目に刺さるまぶしい陽光や、山々の陰影をしっかりと再現しているのは、HDR映像ならではの描写力といえる。PC用ディスプレイでも映像表現が新時代に突入したことを実感した。

SDR映像とは一線を画すリアルな映像を体験できる
左からDisplayHDR 1000に対応した「436M6VBPAB/11」、DisplayHDR 400に対応した「436M6VBRAB/11」、従来(SDR)の42.5型モデル。HDRに対応していないSDR時代のディスプレイにHDR映像を入力しても薄い色合いになってしまうのが分かる

 また、さまざまな映像ソースを接続するであろうHDRディスプレイだけに、信号入力の端子は豊富にそろっている。内訳はHDMI 2.0×1、DisplayPort 1.2×1、Mini DisplayPort 1.2×1、USB Type C×1(DP Alt mode)。HDCPは2.2に対応する。

本体背面に3系統の映像入力を装備。PCだけでなく家庭用ゲーム機やUltra HD Blu-rayプレーヤーも接続できる

 スタンドは金属のバーを折り合わせたデザインだ。スリムなベゼルなので設置スペースもそれほど取らず、安定性も良い。もちろん、マウント部はVESA対応(VESA 200×200mm)なので、壁掛け、天吊りなどに比較的楽に行える。

細身のメタル製スタンドでディスプレイを支えるシンプルな構造。画面が浮いているようなデザインで、部屋の装飾にマッチしやすい

 42.5型の4K・HDR対応ディスプレイ、しかもDisplayHDR 1000準拠のハイスペックを備えているのだから、さぞや値が張ると思われるだろう。ところが、フィリップスによると店頭価格は12万円前後(税込)に落ち着くのではないか、という驚きの答え。予想だにしなかった安さである。なお、同時に展示していたDisplayHDR 400対応「436M6VBRAB/11」も9万円前後(税込)と非常に安価だ。

HDRで広がる映像体験

 さて、436M6VBPAB/11を導入してHDRの表示環境は整うが、HDRに対応したコンテンツはどんなものがあるだろうか?

 最も手軽なのは映像配信サービスだろう。これならばネット回線があればすぐにでも視聴できる。既にNetFlixやひかりTV、amazonプライム・ビデオなどはHDRでの映像配信を開始している。

 PCゲームの世界でもHDRへの対応が見られる。4K/HDRでのゲームとなると、ゲーミングPCに代表されるハイスペックなマシンが必要になるが、非現実的な世界をよりリアルな描写で堪能できるというのはやはり魅力的である。

 先に書いた通り、436M6VBPAB/11の信号入力端子は豊富なので、映像プレーヤーやゲーム機などPC以外のデバイスから入力する方法もある。4K/HDR対応の映像プレーヤーといえばUltra HD Blu-rayプレーヤーだが、2017年あたりから大手のメーカーが参入したこともあって、価格はこなれており、タイトル数も増加している。ゲーム機は言わずと知れたXbox One S、PlayStation 4 Pro(HDRはPS4でも対応)が対応しており、こちらも徐々にHDR対応のタイトルが増えている。

今すぐ新世代の映像を体験しよう 先行予約で購入すると先着1000名にNetflixプリペイドカードをプレゼント

 フィリップスでは、Philips Displayの日本発売5周年と「436M6VBPAB/11」の発売を記念して、4月24日〜5月24日まで先行予約キャンペーンを実施中だ。

 キャンペーン対象機種の「436M6VBPAB/11」および「436M6VBRAB/11」を期間中に予約すると先着1000名に2000円相当のNetflixプリペイドカードがプレゼントされる(発送は7月下旬以降の予定)。HDR映像の美しさをいち早く体験したい人は要チェックだ。


 規格策定以後のHDRを取り巻く環境は急速に整いつつある。よりリアルな光と映像の立体感を表現できるとされるハイスペックなHDRディスプレイをコンシューマー層に浸透していくためには、安価で質の良いデバイスの登場が必要不可欠だが、フィリップスの436M6VBPAB/11と436M6VBRAB/11はまさにこの役割を担った手に届く最先端モデルといえるだろう。

 なお、フィリップスはHDR対応機の第2弾として、DisplayHDR 600に準拠したモデルも投入を予定しているとのこと。こちらにも大いに期待したい。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:MMD Singapore 日本事務所
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年5月3日