次にベンチマークテストで性能を見ていく。評価機はCore i7-7700HQ(2.8GHz・最大3.8GHz)、8GBメモリ(PC4-19200)、256GB SSD+1TB HDD、GeForce GTX 1050 Tiを搭載するゴールドモデル(NEXTGEAR-NOTE i4400GA2)だ。
今回の切り口は「FF14が快適に動く高コスパのゲーミングノート」だが、一般用途も想定してまずはPCMark 10を実行した。これはWebブラウズやオフィス文書の作成、写真や動画の編集など、実際のアプリケーションを使ったPC操作をシミュレートしてシステムの総合パフォーマンスを計測するものだ。
総合スコアは4196と、前世代の4コアCPUながらデスクトップPC並の結果を出している(例えば、第8世代のCore i5-8400、8GBメモリ、240GB SSD、GeForce GTX 1050を搭載したデスクトップPCのスコアが4894)。ゲーミングノートPCなので当たり前といえば当たり前だが、メインマシンとして不満のない性能だ。
システム側のストレージはM.2 SSDだが接続はSerial ATA(6Gb/s)なので、最新世代のNVMe SSDに比べるとやはり見劣りはする。とはいえ、HDDに比べれば圧倒的に高速なので、NEXTGEAR-NOTE i4400のラインアップではシルバーモデル以上を選ぶのが良い。ちなみにプラチナ以上にはNVMe対応SSD(Samsung SM961)を搭載したモデルも用意されている。
次に3DMarkの結果を見てみよう。3DMark FireStrikeの総合スコアは6836。ゲーミング性能の指標になるグラフィックススコアは7842と、ゲームタイトルによってはフルHD解像度でも快適に楽しめるスコアだ。
また、今回の目的であるFINAL FANTASY XIV:紅蓮のリベレーターベンチマークの最高品質設定(1920×1080ピクセルフルスクリーン)で7754、高品質(ノートPC)設定なら1万の大台に乗る10870と、いずれも「非常に快適」の評価となった。
最後に実際のゲーム内で「システムコンフィグ」のウィンドウに表示されるfpsを見てみる。まず、最高品質と高品質(ノートPC)の表示を比べると、遠景で表示されるオブジェクトの数はもちろん、地形の起伏や影などディティールの違いは一目瞭然だ。
上のスクリーンショットにあるシステムコンフィグ画面の右上に表示されたfpsを見れば分かるように、開けた場所の風景で動きのあるものが雲や星空だけであれば、最高品質であっても60fpsが出ている。ただし、光源の反射が多い場所や表示限界までプレイヤーが集まるような場所では、最高品質設定だとさすがに40fps程度まで落ち込んだ。
とはいえ、30fpsを割ることはなく、45〜55fpsあたりで推移していたので、最高品質でも快適に遊べそうだ。もう一段余裕がほしいならGTX 1060、ゲーム実況なども視野に入れるならさらに上のスペックが必要だが、今回の条件であればコスパも含めてNEXTGEAR-NOTE i4400GA2がぴったりだろう。
以上、ファイナルファンタジーXIVを遊ぶために手ごろなゲーミングノートPCを探している方は、本機を検討してはいかがだろうか。
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