Microsoftが10月2日に発表する「新Surface」は何か鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)

» 2018年09月11日 06時00分 公開
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ハードウェア以外の部分に注目か

 Appleにしろ、Googleにしろ、各社が開催する新製品イベントで何となくワクワク感が醸成されるのは、そこで登場した製品を「すぐ実際に手にとって、新しい何かができるようになる」という期待感から来るものではないだろうか。

 新製品のアピールポイントは、大体ハードウェア面の機能に限らず、新しいソフトウェアやサービスにしても、「新しく何かができること」による部分が大きい。故にハードウェアの仕様が想像の範囲にあるマイナーチェンジであったとしても、見せ方次第では人を大きく引きつけるものになる可能性がある。

 Microsoftが10月に開催する発表会でそうしたワクワク感が醸成されるかは分からないが、前述のジョー・フォリー氏は「Modern Life Services」がポイントになるのではないか、と予想している。

 7月中旬にネバダ州ラスベガスでMicrosoftが開催したパートナーイベント「Inspire 2018」にて、同社コーポレートバイスプレジデントのユスフ・メーディ氏が発表した内容をジョー・フォリー氏が報じているが、それによるとMicrosoftが推進する「Intelligent Edge」「Intelligent Cloud」などを通じて提供するサービスの中に、新たに「Modern Life」と「Gaming」が加わっていたという。

 このうち、Modern Lifeは主に「プロフェッショナルコンシューマー」をターゲットとしたもので、ビジネスの場面だけに限定せず、日常生活でPCやクラウドサービスを活用するユーザーの生産性を向上させる仕組みなのだという。

 2018年10月の一般公開が見込まれるWindows 10の次期大型アップデートであるOctober 2018 Updateは、ほとんどの内容が既に判明しているため、今から特別な新機能に期待できるわけではない。しかし、「19H1」と呼ばれる2019年春の大型アップデートについて、何らかのヒントが得られる可能性はある。

 もう1つのGamingはその名の通りだ。このイベントでXboxなどゲームの話題が出ることについてもジョー・フォリー氏は否定しておらず、むしろサプライズの部分に期待するといいのかもしれない。

 この10月2日のイベントの模様はインターネット中継される可能性が高い。日本では早朝だが、興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。

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