Minecraftは、現在はWindowsやOfficeでおなじみのMicrosoftが提供しているオープンワールドのゲームです。PC、スマートフォン、タブレット、家庭用ゲーム機とさまざまな機器でプレイでき、最近ではNintendo Switch版も登場し、多くの子どもたちの心をつかんでいます。既にこの「マイクラ」にハマっている家庭も多いのではないでしょうか。
実はこのマイクラには「教育版」が存在します。その名も「Minecraft:Education Edition」。学校教育でもこのゲームを使い、さまざまなことを学べるようになりつつあります。
実際にそれを体験する前に、「Minecraft: Hero’s Journey」でチュートリアルを試してみましょう。これも、先のGoogle Doodleと同様、ブロックを組み合わせる形で進めるゲームになっています。
普段マイクラを遊んでいる子どもたちからすると、プレイヤーキャラクターは何もせず「エージェントと呼ばれるロボットに指示だけ与える」という役割になっていて、その指示をブロックで行うというスタイルに変わっていることに、最初は違和感を覚えるかもしれません。
しかし実は、コントローラーでプレイヤーを操作する「思考」の裏には、かなり細かな動作が積み重なっているということが、ゲームを通じて分かるかもしれません。こうした考えが、プログラミング思考のきっかけになっていくわけです。
このMinecraft:Education Editionに関しては、佐野日本大学高等学校の安藤昇先生が発信しているYouTubeチャンネルや、同先生が監修した日本マイクロソフトの公式ドキュメント「ハナのマイクラでプログラミング冒険」が有用です。特に後者は、マンガ形式で学べる大変素晴らしいドキュメントに仕上がっています。
人気ゲームの力を借りれば、プログラミング教育も怖くないはず。ぜひ身近なもので一緒に楽しみつつ、子どもたちにプログラミングの楽しさを教えてあげてください。
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