HPの15.6型ハイエンドノートPC「HP EliteBook 1050 G1」は、時間や場所に縛られない自由なスタイルで、妥協のないクリエイティブワークを実現するためのマシンだ。
「HP EliteBook 1050 G1」は、持ち運びやすい薄型ボディーにハイスペックを詰め込んだ15.6型ノートPC。6コアCPUとNVIDIA GPU、sRGB比100%の4K液晶ディスプレイ、先進の高速インタフェース、さらに独自の強力なセキュリティ機能も備えたぜいたくなマシンだ。
この可搬性とハイスペックの両立は、ハードウェアへの要求水準が高いクリエイターにとってインパクトが大きい。セキュリティ機能も充実しているため、このHP EliteBook 1050 G1があれば、いつでもどこでも、妥協なしにクリエイティブワークにまい進できる。クリエイターをオフィスのデスクから解放し「時間と場所に縛られない」働き方改革をもたらすことができるだろう。
まさにクリエイター待望のPCといっても過言ではないといえるが、その実力は本物なのか、使い勝手はどうか、気になるところだ。HPの直販サイトでは、スペックの異なる5モデルをラインアップ。今回は上位から2番目の4K液晶搭載モデル(4QM42PA)を入手した。その魅力をじっくり見ていこう。
エッジを大胆にカットしたシャープなフォルムが実に新鮮。幾何学的なパターンを形成するスピーカーや放熱口など意匠は細部まで徹底されており、サンドブラスト、ミラーなどさまざまな表面加工技術を駆使して仕上げられ、精悍(せいかん)さの中にも優美さが漂う。
デザインに優れたモデルが多いHPのラインアップの中でも、このHP EliteBook 1050 G1のデザインは際立っている。高級感、上質感がありながらも道具としてのハンドリングの良さを損なわない、絶妙なバランスを実現している。フラグシップと表現するにふさわしいたたずまいだ。
ボディーサイズは約360(幅)×254(奥行き)×18.9(高さ)mm(最薄部、突起部含まず)。15.6型の画面を搭載するだけに底面積はそれなりにあるが、そのぶんスリムさが際立つ。質量は約2.2kg。カジュアルに持ち歩ける重さではないが、スリムでかさばらないフォルムだけに可搬性には優れている。
HP EliteBook 1050 G1の最大の強みといえるのが、デスクトップPC並のハイスペックだ。
今回の評価機は上位から2番目のモデルだが、CPUには、6コア・12スレッドのCore i7-8850Hを搭載している。開発コード名「Coffee Lake-H」こと第8世代Coreの高性能ノートPC向けモデル(TP45W)で、旧世代からコアが2つ増えて大幅にパワーアップ。1世代前のデスクトップ向けハイエンドCPUを軽く上回るマルチスレッド性能を持つ。
また、メモリは32GBと大容量のものを搭載。ストレージにはNVMe SSDをぜいたくに2基装備する。多数のレイヤーを利用した大掛かりな写真編集や、凝ったエフェクトを多用した動画編集もこなせるスペックだ。
グラフィックス機能として、NVIDIA GeForce GTX 1050(4GB)を搭載するのもポイント。クリエイティブアプリケーションでGPUアクセラレーションが利用可能で互換性などの実績も高いことから、NVIDIA GPUの搭載を条件としているクリエイターは多い。GPUアクセラレーションでは3D描画性能はそれほど必要ないものの、グラフィックスメモリは多い方がよく、4GBメモリを搭載したGeForce GTX 1050は、クリエイティブな作業にはぴったりのGPUといえる。
HP EliteBook 1050 G1の性能は具体的にどれくらいなのか、ベンチマークテストで見てみよう。CPUのピーク性能の目安になるCINEBENCH R15のCPUスコアは1096。1年前のハイエンドデスクトップPCの相場はだいたい950前後だが、それを超えている。
SSDの性能も定番ベンチマークのCrystalDiskMarkで測定してみたが、こちらも非常に優秀。クリエイティブでは一時的に仮想記憶ディスクとして使われることも多く、この性能は、使用感に大きく影響する。もちろん、スリープからの復帰、再起動に加えて、普段使いのストレスも皆無だ。
より実践的なテストであるPCMark 10のスコアも優秀だ。特にクリエイティブアプリでのコンテンツ制作をシミュレートするDigital Content Creationで5000を超えるスコアを出しているのは特筆できる。最新世代でも1〜1.3kg程度のモバイル系のノートPCでは3000程度で、それらとは一線を画す性能を持つことが分かる。
クリエイティブアプリの実例として、Adobe Premiere Pro CCでのビデオの書き出し(レンダリング&H.264エンコード)とAdobe Photoshop CCでのフィルター処理の時間を比較してみた。Core i7-7700HQを搭載した1年前のハイエンドノートPCと比較してみたが、ご覧のように、ビデオの書き出しも、写真のフィルター処理も圧倒的に高速。クリエイティブワークをバリバリこなせるパフォーマンスである。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年11月8日