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» 2018年12月18日 10時00分 公開

さすがサイコムRTX 2080もいち早く水冷化しちゃうぜ! 「G-Master Hydro Z390II」徹底検証 (1/3)

サイコムの「G-Master Hydro Z390II」は、NVIDIAの最新GPUであるGeForce RTXシリーズを国内で初めて水冷化した製品だ。第9世代Core+GeForce RTXのデュアル水冷による強力なゲーミング性能を明らかにしていこう。

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 高性能なゲーミングマシンの課題が、冷却と静音性だ。冷却をおろそかにすれば、高性能なパーツの性能をしっかり引き出せないし、長期耐久性にも不安がある。かといって冷却を強化すると静音性が犠牲になりがちである。あまりに音が大きいとプレイに集中できず、家族からクレームがきたり、使用する時間や場所の制限がついたりすることになってしまう。

 その課題の解決に有効とされるのが、水冷システムだ。冷却と静音性を両立するために有効。水は空気の20倍以上の熱伝導率を持つためシステム構築の自由度が高く、うまく活用すれば、高いレベルで冷却と静音性を両立できる。

 しかし、CPUの冷却に水冷システムを採用するBTOマシンは多数あるが、ゲーミングマシンにとってCPUよりも大きな熱源であり騒音源であるグラフィックスカードの水冷化にまで踏み込んでいる製品は少ない。

 サイコムが展開する「G-Master Hydro」シリーズは、その数少ないCPUとGPUのデュアル水冷を実現している製品の1つ。最新のG-Master Hydro Z390IIでは、国内のBTO PCとして初めてGeForce RTXシリーズの水冷化に成功。Intel最新の第9世代Coreと組み合わせた最新かつ強力ゲーミング環境でのデュアル水冷システムを実現している。評価機を入手したので、その実力をしっかり見ていこう。

G-Master Hydro Z390IIは、CPUとGPUのデュアル水冷システムを採用する静音性も兼ね備えた高性能ゲーミングマシン。国内のBTOマシンとして初めてGeForce RTX 2080の水冷化に成功している

最新のゲーミング体験ができるCPUとGPU

 G-Master Hydro Z390IIの基本システムには、Intelの主力である第9世代および第8世代Coreに対応するプラットフォームを採用する。特に本製品も搭載している最上位のCore i9-9900Kは、前世代からさらにコアが増えて8コア・16スレッドに対応。Intel Turbo Boost Technology 2.0の周波数も拡張され、シングルスレッド性能、マルチスレッド性能ともに大幅に向上しておりメインストリーム史上最強のCPUとなっている。

 ゲームの性能を大きく左右するグラフィックスカードのGPUには、NVIDIA最新のGeForce RTX 2080および2070を採用。このGeForce RTXシリーズは同社のCEOが「GPUの再発明」と豪語する意欲作だ。従来のCUDAコアに、レイトレーシング専用のRTコア、深層学習用のTensorコアを統合し、これまで不可能であった「リアルタイムレイトレーシング」を可能にしている。

 このリアルタイムレイトレーシングを使うと、光の反射によってもたらされる微妙な陰影や映り込みなどをリアルに表現できる。描画フレーム外にあるオブジェクトがガラスや水たまりに映り込んでいる様子の描写なども可能になり、PCゲームの新しい可能性を切り開く技術として大いに期待されている。

 対応タイトルとして「BattleField V」が既に発売されており、最新のゲーミング体験ができる環境が整った。もちろん、従来の同クラスGPUに比べて従来技術のPCゲーム性能も強化されており、これまで以上に高速かつ高画質で楽しめる。

評価機は、Core i9-9900Kを搭載。Intel最新の第9世代の最上位モデルで、8コア・16スレッド、最大5GHzの強力なスペック。シングルスレッド、マルチスレッドともに高速だ。BTOでは、第8世代Coreを含め、幅広いCPUを選ぶことができる
評価機はNVIDIA GeForce RTX 2080を搭載。リアルタイムレイトレーシングによるこれまでにないリアルな表現でゲームを楽しむことが可能になっている

独自にデュアル水冷を実現

 G-Master Hydro Z390IIの最大の特徴は、CPUとGPUをそれぞれ水冷化したデュアル水冷システムを導入していることだ。CPUとGPUは別々の水冷ユニットを使い、前者はボディー天面部、GPUは背面部に装着したラジエーターで放熱する。

 グラフィックスカードの水冷ユニットは、数多くのメーカーにOEM供給を行っているASETEKの水冷ユニット「740GN」を使用している。ただ、これは「GeForce GTXシリーズ用」で、GeForce RTXシリーズはネジ穴の位置が異なるため、本来は装着できない。そこでサイコムは、独自にアタッチメントを自作することでGeForce RTX 2080、同2070に装着可能とし、他社に先駆け、いち早く最新のGeForce RTXの水冷化を実現している。

水冷ユニットは、この分野のリーディングメーカーであるASETEKの「740GN」を採用。そのままではGeForce RTXシリーズには装着できないが、サイコム独自でアタッチメントを自作して装着可能とした。CPU側はASETEK製の水冷システム「550LC」、ラジエーター冷却用の120mmファンはEnermax製「UCTB12P」を採用。独自設計のフィンとベアリングにより、500〜1500RPM±10%という広いレンジの回転速度ながら、発生ノイズを18dBA以下に抑えているという

 さらに、サイコムが独自で仕入れたグラフィックスカードユニット脱落防止用ステイ「CARDKEEPER」も標準で装着している。輸送時など衝撃がかかったときにカードユニットが脱落する不安を取り除いてくれる。

輸送時におけるグラフィックスカードユニットの脱落を防止する脱落防止用ステイ「CARDKEEPER」を標準で装着。基板のゆがみ防止にも効果がありそうだ。見た目の印象も良い。なお、グラフィックスカード側のシロッコファンはGPUの温度に比例して回転速度が調整される。高負荷時でもGPU温度が低く保たれるため、低速で維持できる

 また、冷却性能と静音性を追求するためにラジエーターのファンの選定にもこだわり、Enermax製の120mmファンを採用している。これは独自のフィン形状(バットウイング)とツイスターベアリングにより、静音性を保ちながらも十分な風量を確保できる製品だ。こうした独自の水冷化や、高性能パーツ本来の性能を引き出すための冷却に対するこだわり、細やかな配慮は、いかにもサイコムらしさを感じさせる部分だ。

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提供:株式会社サイコム
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年12月24日

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