第9世代Core X最強CPU「Core i9-9980XE」が登場 アキバの反応は?古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2018年12月25日 16時01分 公開

 12月中旬に登場した「Core i9-9900X」と「Core i9-9820X」に続き、先週中に第9世代Core Xシリーズに予定されている残り5つのモデルが登場した。全ラインアップの仕様と税込み価格は以下の通り。

Intel「Core i9-9980XE」
型番 コア・スレッド数 クロック(最大クロック) 価格
Core i9-9980XE 18コア・36スレッド 3.0GHz(ターボ最大4.4GHz) 25万2000円前後
Core i9-9960X 16コア・32スレッド 3.1GHz(ターボ最大4.4GHz) 21万4000円前後
Core i9-9940X 14コア・28スレッド 3.3GHz(ターボ最大4.4GHz) 17万5000円前後
Core i9-9920X 12コア・24スレッド 3.5GHz(ターボ最大4.4GHz) 15万円前後
Core i9-9900X 10コア・20スレッド 3.5GHz(ターボ最大4.4GHz) 12万6000円前後★先行
Core i9-9820X 10コア・20スレッド 3.3GHz(ターボ最大4.1GHz) 11万2000円前後★先行
Core i7-9800X 8コア・16スレッド 3.8GHz(ターボ最大4.4GHz) 7万6000円前後

 対応ソケットは第8世代と共通のLGA 2066。製造プロセスは14nmで、PCIe(Gen3)レーンは44、DDR4-2666のクアッドチャンネルに対応するのは全モデル共通。TDPも全て同じで165Wだ。いずれもアンロック仕様になっており、CPUクーラーは別売りとなる。

TSUKUMO eX.の第9世代Core X価格表

 入荷したTSUKUMO eX.は「全ラインアップが年内に間に合って良かったです。Intelなりに頑張ったんだと思います」とつぶやいていた。ただし、各ショップの入荷数は少なめで、一番人気の「Core i9-9980XE」は当分枯渇するのではないかとの懸念も出ている。

 とはいえ、Core iシリーズの長期的な品薄傾向に比べて悲壮感はない。別のショップは「もともとハイエンド系は購入層が限られていますし、Skylake-X“Refresh”なので、1年前の『Core i9-7980XE』などからの乗り換えもあまりなさそう。欲しい人が静かに買っていく感じになると思います」と淡々と話していた。

 既存のX299マザーにもはBIOS(UEFI)アップデートによって組み込み可能だが、第9世代と同じタイミングで登場したモデルもある。ASUSTeKの「PRIME X299-DELUXE II」で、税込み価格は7万2000円前後。

 Skylake-XおよびSkylake-X Refresh向けのATXマザーで、Thunderbolt 3を内蔵チップでサポートする他、PCIe x4接続のM.2ポートを3基(うち1基はSATAにも対応)、USB 3.1ポートえをフロントに1基、背面にThunderbolt 3共通のType-Cとして2基用意している。

 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「PRIME X299-DELUXEのマイナーチェンジですね。ファンのハブに使う『FANエクステンションカード2』を標準装備していますし、ヘビーな作業をしっかり支える実力があるマザーだと思います」と評価していた。

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店のPOP
ASUSTeK「PRIME X299-DELUXE II」
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