伝統校で先進教育を支える「MousePro」 グローバルな人材を育成するICT活用事例(2/2 ページ)

» 2019年01月08日 10時00分 公開
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MouseProを選んだ理由は「頑丈さとコストパフォーマンス」

―― 2017年度は別の大手メーカーさんの製品を投入されたそうですが、なぜ今回はマウスコンピューターへと変更されたのでしょうか?

「教育においては生徒の意見を吸い上げることも重要」と語る板垣氏。2in1 PCを生徒全員への導入したことで、情報共有やコミュニケーションがかなりスムーズになった実感があるという

板垣氏 初年度に導入する際は堅牢(けんろう)性を最も重視したのですが、その製品ではパフォーマンス面で不足を感じることがありました。例えば、海外の英語講師とSkypeで英会話をする授業や、SharePointに同時にアクセスする人数が多くなると、遅延が目立つ、システムが固まってしまうといったことがありました。そのため2018年度の選定基準として、堅牢性に加えてCPU性能、パフォーマンスも強く意識しつつ、他の条件も満たせる製品ということで、マウスコンピューターのMousePro P116Aという機種になりました。

―― なるほど。堅牢性とパフォーマンス以外の条件はどういうものだったのでしょうか。

板垣氏 中学入学時に導入したPCを3年間使う前提で、保護者の方のご負担を考え、導入コストがリーズナブルであることを考慮しました。キーボードがしっかり使えてペンも使えること、Skypeでの英会話に使えるWebカメラ、屋外授業で使う背面カメラを搭載していること、生徒が持ち運べる重さ、1日使えるバッテリー駆動時間などですね。

―― 実際、MousePro P116Aを導入してみてどうでしょうか?

板垣氏 結果的に1つ前の年よりも画面もキーボードも少し大きくなり、使いやすくなったと感じています。ペンが使えるのも便利です。実際にShare Pointを利用した際のパフォーマンスがどうかということが一番の課題でしたが、実機で試験運用させていただき、問題ないことを確認した上で導入していますので、その点も満足しております。

―― 生徒さんは毎日持ってきているのでしょうか。校内での充電はどうされていますか?

板垣氏 重さについては、もともと辞書や教科書を毎日持ち歩いていたことを思えば、むしろ格段に軽くなっていますので特に負担だという声は聞いていません。バッテリーについては、基本的に充電は家でして持ってきてもらうようにしています。マウスコンピューターさんのPCは問題なく1日授業に使えていますね。

富士見丘中学校が導入したMousePro P116Aは、11.6型液晶を搭載した2in1 PC。本体サイズは298.5(幅)×207.3(奥行き)×20(高さ)mmで、重量は約1.39kg。高さ75cmからの落下に耐える耐衝撃性とIP5X準拠の防塵(ぼうじん)機能を備え、さらに筆圧感知対応のスタイラスペンも利用できる。持ちやすいキーボード側のヒンジに、引き出し式ハンドルも搭載している

セキュリティはMicrosoft Azureで管理

―― マウスコンピューターはご存じでしたか? 官公庁にも実績がある大手メーカーさんからの変更ということですが、知名度などの点で不安はありませんでしたか? 

板垣氏 実は、私自身が数年前にプライベートでマウスコンピューターさんのタブレットPCを購入したことがあり、そうした不安はありませんでした。最近は乃木坂46のCM効果で生徒たちの間でもよく知られていて、親近感を持っているようです。ただ、MousePro P116Aに関しては、中学1年生の女子が使うにはデザインが少々地味といいますか、せめてカラーだけでも赤ですとか、他のバリエーションとかがあったら良いなとは思いました。

―― サポートについてはどうですか? 毎日の授業に欠かせないものになっているだけに、故障してしまうとその生徒の1日が無駄になってしまいかねないと思うのですが。

板垣氏 緊急用にはスペアを用意しておりますので、貸し出しで対応ができるようにしております。購入の際には販売店の3年保険に加入していただいておりますので、故障の際には、追加負担なしに迅速に修理や交換の対応が受けられるようになっています。

―― これまで実際に壊れたということはありますか?

板垣氏 完全破損の事例はありません。画面割れなど部分的な破損は何件かあります。中学1年生ですから、荒っぽく扱われることを前提に考えていまして、そのために保険加入を必須としています。

―― セキュリティなどの課題はどのように対策しておられますか?

板垣氏 MicrosoftのAzureプラットフォームを活用した学校教育用のソリューションを利用し、あらかじめセキュリティやSharePointのアクセス権限などを設定した上で生徒に渡しています。

 生徒自身ではアプリケーションを導入したり、セキュリティ設定を変更したりできないようにしています。インターネットは使えますが、有害サイトはブロックしています。ただ、壁紙のカスタマイズなどは制限していません。壁紙を変えたり、背面にシールを貼ったり、楽しく使っているようです。

生徒全員が当たり前のようにキーボードやペンで2in1 PCを操作して授業を受けている。自分のPCの壁紙を変えたり、シールを貼ったり、楽しく使っているようだ

より有効な活用法、可能性を追求する

―― 2in1 PCは生徒さんに購入してもらう形ということで、保護者の方の負担が増えますが、その点についての反応などはいかがですか?

板垣氏 入学前の資料や説明会にてICTスキルやそれを活用した教育の重要性を説明しており、PCのご購入を前提で入学いただいています。保護者の方からの反応も好意的です。

―― 今後、ICT環境の構築などでどのような展開を検討していますか?

板垣氏 教育におけるICTの活用にはまだまだ可能性があると思っています。生徒というよりは私たち教師側がいかに有効に活用できるか、現場の様子を見つつ、日々考えています。文科省の研究会にも積極的に参加しており、他校の事例などを参考にしながら、どういうことが可能か、設備をどうするか、今後より有効な活用法を研究しているところです。

2in1 PCは毎日の授業に欠かせないものとなっており、生徒は毎日持ち歩いている。辞書や教科書を毎日持ち歩いていたことを思えば、カバンの重量はむしろ格段に軽くなっている
「まだまだ可能性があると思っている」と語る板垣氏。「今後もICTの有効な活用法を研究していく」と意欲的だ

教育現場にマッチする堅強2in1タブレット「MousePro P116A」

MousePro P116A

 富士見丘中学校で採用されたMousePro P116Aは、高い落下衝撃耐性・防塵(ぼうじん)性を実現した11.6型2in1タブレット。通常のノートPCモードに加え、キーボード面を360度回転させたタブレットモードでも利用でき、生産性アプリケーションを使った作業やプレゼンテーション、屋外での作業端末など幅広い用途に対応する。筆圧対応のスタイラスペンや内蔵カメラは課外学習との相性が抜群だ。

 主なスペックは、Celeron N3450、4GBメモリ、64GB eMMCなど。バッテリー駆動時間は約10.3時間で、重量は約1.39kg。


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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年1月31日